食品表示の新表示に関する注意点として、製造所固有記号のルールの基本を解説いたします。
わかりやすい食品表示・一括表示のポイント講座です。新旧の製造固有記号の表示例、それぞれの比較などをあわせて丁寧に解説いたします。
目次
製造所固有記号のルール
食品表示法では、新たな製造所固有記号制度が施行されました。
今後、新たに製造所固有記号を取得する場合、 新基準に基づく製造所固有記号となります。
ポイント1:製造所固有記号が使用可能である場合とは
原則として同一製品を2以上の製造所で製造している場合のみ、使用可能です。
ポイント2:「+」を冠して表示する。応答義務を表示する
固有記号は「+」を冠して表示します。
同じ記号を使うことは可能ですが、新基準に基づく製造所固有記号の届け出が必要です。
(新表示)●●株式会社 +Aa
応答義務につきましては下記をご覧ください
ポイント3:新旧の基準の混在は不可
新基準に基づく製造所固有記号を表示した場合、新基準と新旧基準の表示方法が混在する表示は、原則認められません。
—————————————–
新 新 → ○
旧 旧 → ○
新 旧 → ○※
旧 新 → ×
※平成32年3月31日までは経過措置期間とされています。
それ以降は新基準に基づく製造所固有記号の取得が必要です。要注意ですね!
関連記事
製造所固有記号について、オージーフーズ品質管理部の記事でポイントごとに丁寧に解説しております。併せて読んでみてください。
あとがき
品質管理全般で問題がないかご不安な方は、
「食品表示・品質管理お悩み相談」(年間90,000円(税抜))にお申し込みください! 質問を何回でもお受けいたします。
また、表示等について、人手が足りない方、正確な内容になっているか不安な方は是非「食品表示チェック」「食品表示案の作成」「規格書作成代行」や「規格書照合」サービス(15,000円~)、「微生物検査」(基本3項目:4,800円)、「栄養成分分析」(基本5項目:10,000円)、「栄養成分の計算」(5,000円~)、「eBASE入力代行」サービス(20,000円~)にご依頼ください!
※BtoBプラットフォーム規格書は利用規約の関係で作成代行をお受けしかねます。
秘密保持契約を締結することも可能です。
WEBお問い合せフォームはこちら ≫
(平日10時~17時半)
品質管理部メールマガジンで「こんな話題を扱ってほしい」「ここがよくわからないので解説してほしい」など、リクエストもお待ちしております!
配信は月に一回、購読は無料です。ご興味のある方は下記詳細ページをご参照くださいませ。
2017年も残りわずかになりましたね。
「師走」の言葉通り、走り回るような忙しい時期ではございますが、皆様もお身体にお気をつけて良き新年をお迎えください。
今回の更新は株式会社オージーフーズ品質管理の下村が担当いたしました。
オージーフーズ品質管理部メールマガジン2017.12.14発行号
- 食品リコール・回収を行った場合の届出の義務化について - 2019年2月21日
- 「糖質オフ・糖質ゼロ・糖類ゼロ」の違いを食品表示のプロが解説 - 2018年8月8日
- HACCP制度化とは。HACCP取得と工場衛生管理の基礎 - 2018年6月29日