食品表示の省略規定について、各項目(名称・原材料名・内容量・賞味期限・保存方法・栄養成分表示)の省略方法を食品表示のプロが解説します。
食品表示・一括表示を作成していると、表示スペースがどうしても足りない時が時折ありますよね。そんな時に使える食品表示の省略規定についてまとめました。表示を作成する際にぜひ参考にしてみてくださいね。
※ただし、容器包装の表示可能面積における規定は複数項目に関係しますので省略しております。
名称は、商品名に近接した場所に一般的な名称を表示する場合、一括表示における名称の表示を省略することが可能です。
※この際、一般的な名称を商品名に比べて小さく表示する事はできません。
原材料名は、原材料が1種類のみである場合は省略可能です。
※缶詰、食肉製品、及びアレルギーや遺伝子組換え等の義務表示事項を表示する場合を除く。
又、原材料名では他に複合原材料や食品添加物の表示に関する部分で省略規定がありますが、こちらについてはまた別の機会に説明させていただきます。
内容量は、下記の場合に一括表示における内容量の表示を省略する事が可能です。
賞味期限は、以下の商品に限り、省略する事が可能です。
※これらは品質の変化が少ない事から、省略が認められています。
保存方法は、常温保存以外に留意点がない場合は省略することが可能です(牛乳、乳飲料を除く)。
※この際、「直射日光を避ける」「多湿を避ける」も留意点となりますのでご注意ください。
栄養成分表示は、下記の3パターンに該当する場合は省略可能です。
<判断基準(いずれかに該当すれば良い)>
<判断基準(いずれかに該当すれば良い)>
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どうぞお気軽にお問合せください。
今回の記事では食品表示の省略規定について解説いたしました。
表示を作成していると、「もう書く場所がない!」と、困ったことがよくありますよね。食品表示作成のご担当者様なら分かる、あるあるだと思います。
今回ご紹介した通り、様々な省略方法がありますので、これらの方法を上手く作ってスペースを有効利用し、正しい一括表示を作成してください。
それでは、記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。品質管理部の和田がお届けいたしました。
ここ最近の近況といえば、コロナウイルス対策で弊社でもリモートワークを開始しました。皆様もお体にくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。
今後とも、オージーフーズ品質管理部をどうぞよろしくお願いいたします。
オージーフーズ品質管理部メールマガジン2020.4.16発行号