皆さん、ビタミンCと聞いてどんなイメージが頭に浮かびますか???
酸っぱそう!レモン!黄色!柑橘系に多く含まれているイメージ!
お茶や紅茶飲料の原材料に記載されてる!などなど、いろいろ思い浮かびますよね。
とイメージした方は多いのではないのでしょうか?
柑橘系というと・・・
レモン、ゆず、シークワーサー、すだち、みかん、グレープフルーツ・・・そのほかにも沢山の種類があります。
正解は、これら柑橘にクエン酸が含まれていることが原因で酸っぱく感じるためです。
よって・・・
ビタミンCそのものが酸っぱいとは限らないのです。
よく分かる例として、ビタミンCが多く含まれているブロッコリー、ピーマン、カリフラワ ー、青菜類などの野菜は、酸っぱいとは感じにくいですよね。
同じくビタミンCを含む食品でも、このような違いがあって面白いですね。
「ビタミンC=柑橘類」のイメージからか、色んな食品や商品のパッケージに黄色が多く使われていることもあり、ビタミンC自体も黄色なのかなと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ビタミンC(L-アスコルビン酸)自体は、粉末状で白色、水に溶かすと無色透明の物質です。
市販のペットボトルや缶、紙パックに入っている、お茶や紅茶などの原材料名を見たことはあ りますか?
↓お茶の一括表示例
市販のお茶や紅茶等の原材料名には、上記のようにビタミンCと表示されていることがあります。
この場合のビタミンCの役割は、
・製造工程(加熱)により失われる、緑茶本来のビタミンCを補う
・栄養強化剤として栄養強化を目的に添加する
などが挙げられます。
他にも、ビタミンCは酸化防止剤の役割を持っています。
・酸化防止剤:お茶が酸化して変色したり、風味がなくなったりするのを防ぐ
表示例) 原材料名:緑茶/酸化防止剤(ビタミンC)
酸化防止剤としてビタミンCを使用する際は、上記のように表示する必要があるため、ご注意ください。
ビタミンCですが、犬や猫など、ほとんどの哺乳動物はビタミンCを自ら作り出すことができますが、人間はビタミンCを生合成できないため、毎日十分な量を摂る必要があります。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では12歳以上の成人で1日100㎎の摂取が推奨されていますが、これは一つの目安とし、多めに摂ることを心がけましょう。
特に喫煙者の方は、より多くのビタミンCを必要としますので、推奨量以上の積極的な摂取が必要です。
また、寒さや暑さなどの物理的ストレスや、感情的ストレスを抱えやすい人の場合、そのストレスを和らげるためのホルモンを出すために、ビタミンCが必要になることから、ストレスのため過ぎには注意が必要です。
ビタミンCは水溶性ビタミンの1つであるため、水に溶けだしやすい性質を持っています。
また、熱に弱く、加熱調理により分解されやすいという性質も持っています。
例外として、じゃがいもやサツマイモなどは、ビタミンCがでんぷんで保護されており、調理後にもほとんど分解されずに残ります。
・水にさらし過ぎない。
・果物は、そのまま食べる。
・生で食べられる野菜は、サラダなどで。
・加熱調理を行う際は、火を入れすぎない。
普段の食事への補助やプラスするという観点で、栄養補助食品、栄養機能食品などを利用するのもよいでしょう。
最近は、錠剤のサプリメントのほか、グミタイプのサプリメントやゼリー飲料など手軽に摂取できるものも多く出てきています。
少しずつ、日々の生活にビタミンCを取り入れていきたいですね。
今回は、ビタミンCの豆知識についてご説明いたしました。
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