新表示への切り替えはお済ですか?3月末で移行期間(猶予期間)が終了した表示のルール

こんにちは、オージーフーズ 品質管理部の徳原です。

表示のルールは度々変更されていますが、令和4年3月末で移行期間(猶予期間)が終了した内容の切り替えはお済でしょうか?

今回は、猶予期間が終了した3つの表示ルールをまとめさせていただきました。表示の切り替えが済んでいるかどうか、ご確認されてみてください!

新表示への切り替えはお済ですか?3月末で移行期間(猶予期間)が終了した表示のルール

おかげさまで食品表示、eBASE、仕様書サービスについて多くの依頼をいただいております。現在も受付中ですが、対応枠は限られておりますのでお早めにご連絡ください。

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新しい原料原産地制度

令和4年4月1日以降は、原則、全ての加工食品について、原料原産地表示を行う必要があります!

「使用した原材料に占める重量割合が最も高い原材料(水、添加物を除く)」について、その原料原産地が義務表示となります。

※輸入品は「原産国名」の記載があるため対象外です。また、「米トレーサビリティ法」「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」ですでに原産地が表示されている場合なども対象外です。

原料原産地表示の内容については過去の記事をご覧ください。

改正された新しい原料原産地表示制度についてわかりやすく解説します。22食品群、個別4品目から全ての加工食品へと対象が拡大され、表示方法も大きく変更されています。これまでとは記載方法が異なる点が多くありますので、これまでも表示をされていた方々もご注意ください。
原料原産地表示の応用編になります。まとめ表示、中間加工原材料(複合原材料)、冠表示などをした際にどのように原料原産地表示をするか解説いたします。

表示間違いで、「加工食品の原料」に原料原産地表示をする際に「〇〇製造」とせずに「〇〇」と、生鮮食品と同様の表示をされているものをよく見受けられます。
使用されている原材料が「生鮮食品」か「加工食品」か分からない方は、過去の記事をご覧ください。

生鮮食品と加工食品の区分について、演習問題を交えながらわかりやすく解説いたします。その商品が生鮮食品にあたるか、加工食品にあたるかによって表示方法も変わっていきます。区分が難しい食品もございますので注意が必要です。

食品添加物(「人工」、「合成」の用語)の表示改正

「食品添加物表示制度に関する検討会」の報告書を踏まえ、令和2年7月16日に

食品表示基準から用途名及び一括名の「人工」、「合成」の用語が削除されました。

平成元年当時の食品衛生法における添加物表示の整理と矛盾すること、「人工」、「合成」が消費者の誤認(「人工」、「合成」といった文言があると購入しない等)をすること等が理由となります。

これを受け、令和4年4月1日以降は、「人工甘味料」、「合成保存料」等の表示は、使用できなくなります!

一括表示のみではなく、パッケージ文言も対象になるため、こちらの用語を使用していないかご確認ください。

食品添加物「無添加」等の記載ルールについても、過去の記事でご確認ください。

2022年3月末に「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」が策定され、商品包装への「無添加」等の記載ルールが厳格化されました。過去に問題はなかった「無添加」や「添加物不使用」の文言を使用している表示でも、内容によっては今後は表示できない可能性もございます。今回のメルマガでは、その内容と考え方について解説いたします。

玄米及び精米に関する表示改正

令和2年3月27日から一括表示欄の表示事項の記載が「精米年月日」から「精米時期」に変更となりました。

玄米及び輸入品も同様であるため、令和4年4月1日以降は、「調製年月日」「輸入年月日」はそれぞれ「調製時期」「輸入時期」に変更する必要があります!

また、年月日に加えて「年月旬(上旬/中旬/下旬)」表示もできるようになりました。

これにより、食品ロスの削減や物流の効率化が図られることが期待されます。

例:年月日表示(22.04.01)から年月旬表示(22.04.上旬)

他に、玄米・精米の表示も改正され、令和3年7月1日から農産物検査法による証明を受けていない原料玄米であっても、産地・品種・産年の表示の根拠を示す資料の保管を要件として、産地・品種・産年の表示が可能になりました。

農産物検査法による証明を受けているものは「農産物検査証明による」、農産物検査法による証明を受けていないものは「〇〇ライス(生産者名)確認による」等、表示確認方法を任意で表示できるようになりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 表示の切り替え方が分からない、人手が足りずに切り替えが完了していないなどがありましたら、是非、弊社プランのご依頼をご検討ください。

また、今回の内容以外でも、正確な内容になっているか不安な方(表示義務化されているけど、内容が分からない。アレルギー表示の方法が分からない。最新の表示の情報をどうやって入手したらいいか分からない。法令に則っているか判断できない等)、品管業務の人手が足りない会社様は是非オージーフーズの「表示のチェック」(7,200円~)、「表示案の作成」(18,000円~)、「規格書作成代行」や「規格書照合」サービス(15,000円~)、「eBASE入力代行」サービス(20,000円~)にご依頼ください!
2万件以上の実績から得たノウハウを提供いたします!
※BtoBプラットフォーム規格書は利用規約の関係で作成代行をお受けしかねます。

秘密保持契約を締結することも可能です。

また、栄養成分表示で必要な栄養成分分析(基本5項目)」(10,000円~)、「栄養成分計算(基本5項目)」(5,000円~)、賞味期限や保証期限の確認で微生物検査(基本3項目)」(4,800円~)も実施することが可能です!

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徳原
前職は製菓・製パンの卸の品質管理を担当していました。 食品表示検定上級、品質管理検定(QC検定)3級、マーケティングビジネス実務検定B級、惣菜管理検定3級の資格を持っています。好きな食べ物は米、酢です。

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