目次
定温とは
定温とは「温度」と「湿度」が一定に保たれた温度帯のこと。
定温は一般的に10℃から20℃の一定の温度と湿度が保たれた状態のことを言います。
冷えすぎず、熱さず、まさにちょうどいい快適な環境を保つ温度帯のことを「定温」と言います。
定温の輸送に適した設備とは
定温指定の輸送に特化した設備をもつ「リーファー」というコンテナもあります。主にリーファーで輸送されるのはワインなどが多いです。
定温が使われる物流商品とは
定温の温度帯指定で取り扱われる物流商品と言えば、冷蔵ほど冷やさず、一定の温度での保管が望ましい食品が定温の指定をされて運ばれて来ることが多いです。例えば、ワインやチョコレートなどですね。
デリケートな食材をおいしい状態でお客様に手に取っていただくためにも「定温」が重要です。
よくある間違いに注意!「定温」と「低温」の違い
「定温」と言うと、よくある間違いが「定温」と「低温」です。両方とも「ていおん」と読むのでややこしいですよね…。
しかし、肝心の温度帯が全く違うので要注意です!
- 定温…だいたい10℃~20℃のうち、一定の温度と湿度で保たれた温度帯のこと。
- 低温…冷凍に近い温度帯。また、0℃以下を低温と言うことが多く、マグロなど鮮魚の輸送や保管するのに「低温」という表現が使われる場合があります。「超低温」とも。
つまり、もし万が一「定温」指定の食品を「低温」で取り扱ってしまったとしたら…カチコチに冷えてしまって…考えただけでも恐ろしいですね。
口に出すと同じ「ていおん」なので、くれぐれも注意が必要です!
よくある間違いに注意!「定温」と「常温」の違い
「定温」と「常温」も、それぞれ温度帯が違いますので要注意です。
言葉のイメージが近い気がして間違えやすいのですが、それぞれ意味合いが違います。
- 定温…10℃から20℃の中で一定に定められて管理された環境。
- 常温…基準が屋外の気温になります。日本には四季があるので幅がありますが、だいたい常温と言うと15℃~25℃ほどのイメージです。食品衛生法やJIS規格など、法律や規定により「常温」で指す温度帯にも幅があります。
ちなみに、常温保存の食品などでよく「日の当たらない風通しの良い涼しい場所で保存してください」等のラベル書きを見かけますよね。外気温を超えない比較的涼しい場所で、風通しの良い場所で直射日光を避けて保管するのがおすすめです。
食品物流専門のオージーフーズ物流センターの定温庫
オージーフーズの物流センターは定温庫も完備しています。
主に作業場として使用することが多く、定温の定義の10℃~20℃のうちの一定の快適な温度で保たれているので、作業中のスタッフも半袖の人もいれば長袖の人もいます。
動画で見る!オージーフーズの定温庫
オージーフーズの物流センターの設備についてもっと知りたい方はこちらのページもぜひチェックしてみてください。他にも物流センターの様子がわかる動画をアップしております!