オーダーピッキングとは
オーダーピッキングとは発注されたオーダー単位でピッキング作業を行うことを言います。
英語で書くと「order picking」となり、別名「伝票ピッキング」「摘み取り方式」とも呼ばれることがあります。
オーダーピッキングとシングルピッキングの違い
オーダーピッキングと混同されやすいシングルピッキングなるものも存在しますが、実は厳密に言うとそれぞれ違ったピッキング作業として扱われます。
オーダーピッキングとシングルピッキングの違いは、ずばり作業単位の違いです。
- オーダーピッキングは「オーダー」の言葉通り、発注を一単位としてピッキング作業を行うこと。
- シングルピッキングは「シングル」の言葉通り、お届け先一件ずつを一単位としてピッキング作業を行うこと。シングルピッキング作業後はそれ以上の仕分けが発生しない最小単位でのピッキングになります。
※作業分類としてはシングルピッキングという大枠の中にオーダーピッキングという方法もあるとされ、「複数の発注でお届け先は一件」という場合はシングルピッキングでまとめて作業されることもあります。
オーダーピッキングもシングルピッキングも、どちらも「摘み取り方式」と呼ばれることがあります。しかし、作業単位により扱いが違いますので現場では注意が必要ですね。
ちなみに、トータルピッキングの対義語として扱われるのはシングルピッキングとされています。
オーダーピッキングのメリット
オーダーピッキングのメリットは、通販系の倉庫でその効果を発揮する方式であること。
発注が来るたびに倉庫からピッキングし商品を引き出してくる方式です。発注されたごとに商品を集めて出荷することが出来、迅速かつ柔軟に対応することが出来ます。
近年、様々な分野でネット通販への需要が急上昇しています。多くのお客様の注文に対応するためにも、最善最適なピッキング方法を選択することが重要です!
オーダーピッキングのデメリット
オーダーピッキングのデメリットは、オーダーごとにピックアップしていくので商品を探す手間や時間が多くかかってしまうことです。
そもそもピッキング作業とは倉庫や工場に保管されている多くの商品の中から、出荷指示を受けた物をピックアップすることを言います。この仕事は単純な作業ですが、人手が必要とされる仕事です。また、指示通りに正確にピッキングすることが求められる仕事です。
人的ミスなく、より効率良くピッキング作業をするにはどうすれば良いか。現場の声を聞き、環境を改善し続けることが重要です。