一括物流とは
一括物流とは、小売業を営む店舗が商品を仕入れる際に様々な取引先から個々に商品を受け取るのではなく、物流センターや最も仕入れの多い取引先に商品を集約し、一括して配送を行う仕組みのことです。
一括物流のメリット
一括物流とは、多店舗展開の小売店ほど利点のある仕組みです。
取引先は各店舗ごとに少量の商品の分配をする必要がなくなり、納品するトラックの台数削減や1台当たりの積載量を増やすなどの効率化が図れます。
また、小売店舗側にとっては煩雑な納品スケジュールが集約できるため、コストの削減と納品後の管理の効率化が可能となります。
類似する物流サービス
納品代行
百貨店から依頼された配達業者が仕入れ先を回り、一括して百貨店に納品する仕組みを納品代行と言います。
物流用語「納品代行」についてわかりやすく解説する物流用語辞典です。納品代行とは、スーパーや販売店などに納品される複数のメーカーの商品を運送業者が代わりにまとめて納品することを言います。納品代行をすることにより、販売店もメーカーもお互いメリットが生まれます。
窓口問屋制
小売業者への仕入れが最も多い業者が他業者の商品も引き受け納品することを窓口問屋制と言います。コンビニエンスストアでは、冷凍食品や冷蔵食品を温度ごとに集約して配達する方法が使われています。
物流用語「共同配達」についてわかりやすく解説する物流用語辞典です。共同配達とは、荷主と運送業者が集荷や配達を共同で行うこと。別名「共配」「共同物流」「共同輸送」と言われる場合もあります。共同配達は「荷主共同配達」「輸送業者共同配達」の2つの方法があります。