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コンテナヤードとは|物流用語辞典

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コンテナヤードとは

コンテナヤードとは、輸出や輸入の際に、「実入りコンテナ」と呼ばれる荷物が入っている状態のコンテナを引き渡したり、受け入れたりする場所のことです。

英語で書くとContainer Yardとなり、頭文字をとって通称「シーワイとも呼ばれています。

輸出の際には、実入りコンテナを引き受けて、船に積むまでの間コンテナヤードで保管します。輸入の際には外国から来た荷物をいったん置いておく場所になります。

コンテナヤードは保税地域とされています。

コンテナヤードは保税地域である

保税地域とは、輸出許可を受けた貨物や、これから輸入許可を受ける貨物を保管しておける場所のこと。簡単に言うと貨物の仮置き場ということです。

保税地域に置かれたコンテナはまだ税関を通っていません。

保税地域とは税関が管轄する特別な地域です。基本的に、許可を取っていない一般の人は観光などでは立ち入ることは出来ません。

関税法という法律の第三十条で「外国貨物は、保税地域以外の場所に置くことができない。ただし、次に掲げるものについては、この限りでない。」と定められています。ちなみに、ここで言うこの限りではない物は、難破貨物、税関長が許可した貨物、特定郵便物などが挙げられています。

詳しくは「関税法」の第三十条をご参照ください。

物流用語「背高コンテナ」についてわかりやすく解説する物流用語辞典です。背高コンテナとは、40フィート型や45フィート型のコンテナの中でも、とくに高さが9フィート6インチのものを言います。別名「ハイキューブコンテナ」とも言われ、国際海上輸送などで大活躍中です!

コンテナヤードにある設備

コンテナヤードで常温保管が可能な貨物は、基本的に屋外に積み上げられて保管されることが多いです。

冷凍コンテナや危険物の入ったコンテナは指定通り隔離された場所に適宜保管されます。水濡れ厳禁の荷物の場合はもちろん屋内倉庫にしっかり保管しなければいけませんね。

また、コンテナヤードすべてを管理する管理棟が設置されています。

コンテナヤードに置くの荷物置き場としてコンテナフレイトステーションと呼ばれる場所もあります。略して「CFS」です。

ちなみに、湾岸には貨物船からコンテナヤードへとコンテナを積み込むための巨大なガントリークレーンと呼ばれるクレーンも設備されています。コンテナヤード、管理棟、CFS、ガントリークレーンなどがある区域をまとめてコンテナターミナルとも呼びます。

他にも、積み込む荷物ごとに特化した設備を持つコンテナヤードも存在します。

リーファーコンテナとは特殊なコンテナのことで、冷凍貨物や冷蔵貨物に使用されます。リーファーコンテナの一番の特長は外側に大きなファンなど冷却装置が取り付けられている場合が多く、内部の温度調節ができる点も大きな特長です。これは壁に断熱材が入っていることにより可能になります。

コンテナヤードに適した場所

コンテナヤードとは_物流用語辞典_イメージ

コンテナヤードは陸上・海上輸送の両方からアクセスしやすい場所に設置されることが多くあります。

駅や港など税関手続きのできる場所の近くに置いてあると便利ですね。貨物の輸出も、輸入の場合も、コンテナヤードを活用して通関手続きを済ませることにより、物流をスムーズに進める事が出来ます。

陸上運送から海上運送に切り替えるためのコンテナヤードは大規模な港湾に設置されており、マリタイム・コンテナ・ターミナル、つまりコンテナ埠頭と呼ばれており、ガントリークレーンという橋型の大型クレーンで船に積み込まれます。

     

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