カウンター式フォークリフトとは
「カウンター式フォークリフト」とは、荷役自動車であるフォークリフトの種類の1つで、正式には「カウンターバランス型フォーク」と言います。「フォークリフト(Forklift)」とは、油圧を利用して昇降および傾斜が可能な荷役用のつめ(フォーク)を車体前面に備えた荷役自動車のことで「フォークリフト・トラック」とも呼ばれる重量物積み上げ運搬装置です。フォークリフトには、リーチリフトとカウンターリフトの2種類のフォークリフトがあります。
カウンター式フォークリフトのメリット・デメリット
カウンター式フォークリフトは、運転手が座席に座って、車のような操作感覚でハンドル操作を行います。車体の後ろに重りとなるカウンターがついているため安定性が高く、車体からはみ出すように左右に広がったような荷物を運ぶときも転倒しにくくバランスを保って運ぶことができます。また、走行速度も速いため、効率よく作業を行うことができます。
カウンター式フォークリフトは屋内、屋外ともに利用できますが、回転半径の大きいフォークリフトのため、狭い場所での運転には向いていません。大型の工場や倉庫などで利用されています。
フォークリフトを操作するには
リーチリフト、カウンターリフトを操作するためには、安全衛生法によって定められた技能講習を修了し、技能講習修了証(いわゆるフォークリフト免許)が必須となっています。工場内や敷地内など、公道ではない場所でカウンターフォークリフトに乗る場合、車の運転免許は特に必要ありません。電動と手動タイプ以外のフォークリフトは、ガソリン燃料で動くので、給油する際はガソリンスタンドまで公道を運転していきます。