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物流機器とは
「物流機器」とは、物流業務の効率化や省人化を行うための様々な機器を言います。
また、業界では「マテハン機器」とも呼ばれます。
マテハンとは
物流機器、という言葉ならなんとなく理解できる気がしますが、マテハン、という言葉は一般の方にはあまり聞き覚えのない言葉かもしれません。
マテハンとは、「マテリアル・ハンドリング」の略称です。英語で書くとMaterial Handling。MHと略されることもあります。
原義では「マテリアル」は「材料」「原料」「素材」など、「ハンドリング」は「扱う」という意味。つまり、マテリアル・ハンドリングとは、いかに物流商品を扱うか、その効率性と品質を向上させる手法というわけです。
物流機器の種類
物流機器を、活用場面別に分類してみましょう。
物流機器の活用場面は?
- 運搬
- 仕分け
- 保管
- 情報整理
- 物の移動を補う
以上の5つが主な活躍シーンです。
主な製品としては、
- 運搬の際に使用されるフォークリフトや台車
- 保管で使用されるラックやネスティングラック
などをはじめ、
- 省人化や作業のリードタイムを短縮させる自動倉庫
- コンベア等
なども、マテハン機器に含まれます。
物流機器の例①製函機
具体的には、マテハン機器にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、こちら。
これは製函機(せいかんき)といい、段ボールを自動で組み立てる機械です。
この機械を導入することによって、人力で段ボールを組み立てる人件費や労力を省くことができます。
物流機器の例②封函機
段ボール箱を組み立てる機械があるのなら、もちろん、封をする物流機器もあります。
こちらは製函機とは逆の、封函機(ふうかんき)。
こちらも、物流現場での作業を大幅に効率化してくれる頼もしい物流機器です。
物流機器の例③カゴ車
作業を自動化する機械だけが物流機器ではありません。
こちらはカゴ車。
その名のとおり、側面がカゴ状になっている台車のことです。カゴ台車、カーゴテナーなどとも呼ばれます。
三方が網目あるいは格子状の柵になっており、この中に荷物や商品などを積み込んで移動させます。
このように途中に棚のついているものもあり、大量の荷物を一度に運ぶことができます。
何人もの人手が何往復もしなくては運べない荷物も、カゴ車に積めばたった一人から数人で、一度に運べてしまいます。
その他、商品運搬の際にはフォークリフトや台車なども商品や量に合わせて使用します。
進化を続ける物流機器
近年、EC・ネット通販の拡大によって、物流業界における業務の高度化・複雑化が進み、業務量は増加し、一方で物流現場における人手不足は深刻化しています。
また、商品の多品種化・短命化に伴い、ロジスティクスの短サイクル化も進んでいます。
そうした状況に対応すべく、マテリアル・ハンドリングも進化を続けています。
最近教育現場への導入でも注目されているIoT(様々なモノをインターネットに接続する技術)の導入
ロボットによる自動ピッキングシステム
RFID(ICタグを使い、無線通信によってモノを識別・管理するシステム)などの管理システム
といったものをはじめ、自動搬送、自動仕分けなど自動化・ロボット化に向けた取り組みがより進んでいます。
これらマテハン機器へリアルタイムの仕分けや搬送を指示するシステムとしては、WES(倉庫実行システム)やWCS(倉庫制御システム)などがあります。
オージーフーズ三郷物流センターでの取り組み
自動倉庫(AS/RS)は庫内の作業を自動化・無人化することで効率を高めると言われています。
オージーフーズ三郷物流センターには、自動倉庫の設備はありません。
当社では、複数商品のピッキング作業や商品の包装・のし掛けなどを、お客様からのご要望にそって柔軟に行っています。
アナログ・手作業ならではのきめ細やかな対応。ご利用者様に喜ばれているサービスのひとつです。
先ほどもご紹介しました製函機や封函機をはじめ、バンドをかける機械などを取り揃えて、省人化を目指しています。
また、作業・保管効率を上げるために、商品や資材の保管ではラックやネスティングラックを使用。
コンベアは主に「スチール製ローラコンベア」を使用しています。
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オージーフーズでは、お客様に合わせたきめ細かな物流サービスをご提供しております。
こちらのページで詳しくご案内しておりますので、ぜひご覧ください。