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冷蔵冷凍庫とは|物流用語辞典

「冷蔵冷凍庫」とは、「コールドチェーン」(商品の鮮度を落とさず消費者のもとへ届けるため、一貫して低温を保ったまま流通させる方法)で生鮮食品、医薬品、電子部品などを定温に保つために使用される機器のことです。

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冷蔵冷凍庫とは

冷蔵冷凍庫」とは、「コールドチェーン」(商品の鮮度を落とさず消費者のもとへ届けるため、一貫して低温を保ったまま流通させる方法)で生鮮食品、医薬品、電子部品などを定温に保つために使用される機器のことです。

3温度帯

冷蔵冷凍庫は定温を保つために使用される機器ですが、物流で使われる配送・保管時の温度指定の言葉として「3温度帯」があり、一般には常温・冷蔵・冷凍を指します。常温(ドライ)は10~15℃(または20℃)、冷蔵(チルド)は5~マイナス5℃、冷凍(フローズン)はマイナス15℃以下とされます。

「常温物流」とは、常温(ドライ)で輸配送・保管することです。常温物流は倉庫内や物流間の温度調整をしなくても良いので、比較的に安い値段で荷物を預けることができます。常温(ドライ)は10~15℃(または20℃)とされます。常温の温度帯で使用される倉庫は、一般的な物流倉庫で大きさにも多彩な種類があり、大きい荷物から小さい荷物まで幅広く保管することが可能です。
「冷蔵物流」とは、基準の温度を保ちながら商品・生産物を生産者から消費者へ届ける過程のことです。冷蔵物流には、輸送・保管・荷役・包装・情報・流通加工といった段階があります。 そこで用いられるのが3つに分けられた温度帯(3温度帯)で、常温(ドライ)・冷蔵(チルド)・冷凍(フローズンと分けられています。チルドと呼ばれる冷蔵の温度帯は、5℃~‐5℃で、この温度帯でわれるものとしては、野菜や果物、乳製品や練り製品などが挙げられます。
「冷凍物流」とは、生産者から消費者へ商品や生産物を届けるまで、基準の温度を保ちながら流通させることをいいます。冷凍物流は鮮度と品質維持するためにそれぞれの商品にあった温度帯で管理することが必須となり、流通には、輸送・保管・荷役・包装・情報・流通加工といった段階があります。

コールドチェーンの発展と冷蔵冷凍庫

冷蔵物流冷蔵冷凍庫はコールドチェーンの発展とともに、プレハブ冷凍冷蔵庫など様々な機器やシステムが開発されています。

たとえば野菜の流通の場合、収穫された青果は、はじめに予冷と呼ばれる低温処理を行い、高鮮度保持冷蔵庫にて保管されます。その後、出荷の段階で冷凍・冷蔵庫に積み替えられ、一定期間保管されます。
日本近海などで捕れた魚は、船上の魚倉(氷の入った倉庫)に入れて港へと運ばれます。活魚として使うものは、海水入りの魚倉で保存。遠洋漁業で捕れた魚は日本に着くまで鮮度を保つのが極めて難しいため、魚を急速冷凍してから港へ移動するのが一般的です。
食肉は加工・製造段階から消費地に届くまで、冷蔵や冷凍をして低温を維持し続けます。牛肉は、熟成させてから冷凍するエージドビーフもあります。

適切な温度管理がなされることで、野菜は鮮度を保ったまま消費者の元へと届けられています。大量の商品を扱う物流センターでは、巨大な冷蔵冷凍倉庫、冷蔵・冷凍保管センターが活用されています。

     

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