入り数とは
「入り数(いりすう)」とは、1つの箱(袋)に入っている商品数のことです。入り数は、品物を発送する際に、最低発送可能な個数になります。商品の販売単位には「バラ」「ボール」「ケース」があります。
入り数で使われる商品の販売単位
商品の販売単位である「バラ」「ボール」「ケース」は
バラ:1商品の最小単位(ピースともいいます)
ボール:ピースが複数入ったもの
ケース:ボールが複数入ったもの
をいいます。つまり、 バラ(ピース)<ボール<ケースと数が大きくなる関係にあります。
350ミリリットル入り缶ビールの場合
バラ:缶の1本1本
ボール:缶が6本単位に括られたもの
ケース:24本(6本×4個)
のように販売単位を表すことができます。
WMS(在庫管理システム)の活用
販売単位をWMS(在庫管理システム)等へ事前に入力しておくことで注文登録時にバラ・ボール・ケースの単位で注文を自動で受注処理を行い、単価もバラ(ピース)単価をもとに自動で計算してくれます。
WMSを導入することで作業品質向上・ミス防止・コスト削減などの大きなメリットを得ることが出来ます。
システムで仕組み化することで、作業員の熟練度に関わらず誰もが効率的に在庫管理業務を担当することができ、バーコードやロケーションを組み合わせて数字で明確に管理することで、作業ミスを防ぐことも可能です。
入り数を扱う際の注意点
入り数を扱う場合は、入荷時に事前に把握している入り数が正しく納品されているか確認する必要があります。
また入り数は在庫管理に注意が必要です。例えば、1ボールの商品が必要で1ケースの在庫がある場合、これをバラして在庫とするのか、別商品として在庫なしとするのかは、荷主の判断や対象の商品によって異なります。
基本的にケースや大きな荷姿をバラすこと(外装に手を加え、開梱したもの)はあっても、一度バラした物品を再び集めてボールやケースにする、ということは現場ではあまり行われていません。