定位置管理とは
「定位置管理」とは、物の保管場所を決め、決まった場所に物をしまうことです。
定位置管理の基本は
「在庫のある大体の領域を指定(広範囲)」
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「棚の位置を指定」
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「棚における在庫の位置を指定(場所を特定)」
というように、 在庫位置を誰でもわかる基準にのっとって表示することです。
正しい在庫管理のルールとして、定位置管理を行うことで、必要な物を探す手間や時間の無駄がなくなり、整理整頓にもつながり作業効率が上がります。
定位置管理を継続するには
定位置管理は、習慣化して行わないと効果がありません。定位置を継続させるためには3つのポイントがあります。
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管理置き場所のスペースに区画がわかるように名前、数字を付けて表示することで、本来あるべき場所に戻されるようになります。
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2つめは、定位置が変更となった時には全員に周知することです。
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3つめは、時間の経過で変動する物の在庫を残りの在庫数が幾つになったら幾つ発注するかを発注するかを決めておく「発注点管理」です。発注点管理をして、一番多いときの在庫量を前提に、物を置く位置を決めます。
3定管理
また物流現場では定位置管理を含めた「3定管理」が行われています。3定とは、在庫管理の条件のひとつである整頓の基本で、「定位(置)」、「定品」、「定量」の3つのことです。
定位(どこに):場所、定品(何を):品目、定量(いくつ):在庫量を言います。3定を行うと、在庫が決まったものが、決まった場所に決まった量だけ置くことができます。整頓は、在庫管理の前提条件である5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のひとつです。
オージーフーズでの取り組み
オージーフーズでは『物流センターのショールーム化』を目指して、日々定位置管理に取り組んでいます。
庫内で使用する備品ハンドフォークや台車などは勿論、テープカッターや文房具類なども決められた位置に戻せるような仕組みにして業務を行っています。