目次
エアーキャップとは
「エアーキャップ」とは、気泡緩衝材のことです。
エアーキャップは主に、ポリエチレン製などの「エア(空気)の詰まった突起(気泡)」が沢山ついた緩衝材で、気泡の空気圧によって衝撃を吸収し、その性質から割れ物や精密部品を梱包する際に使用されます。
緩衝材のなかでも、表面に直径7mm~32mmほどの気泡がついているものをエアーキャップと呼びます。
エアーキャップの別名は?
あらゆるシーンでよく使われるエアーキャップですが、もしかしたら「エアーキャップ」という名前にはあまりなじみがない、というかたもいるかもしれません。
なら、これはどうでしょうか。
プチプチ
ああ、と思われたかたも多いのではありませんか?
エアーキャップはその形状にマッチする名称であるため、「プチプチ」と呼ばれる場合が多いようです。
ですがじつは、この「プチプチ」という名称は、登録商標なのです。商品名なのですね。
メーカーごとに、
「エアキャップ」
「ミナパック」
「エアパッキン」
「エアクッション」
「エアマット」
「キャプロン」
「エアーバック」
といった商標が存在します。
エアーキャップの形状
エアーキャップの形状には、大きく分けて
シートタイプ
袋タイプ
が存在します。
シートタイプでも、一定の大きさにカットしたものが束ねられたものや、長いシートをロール状に巻いたものなどがあります。
オージーフーズの物流センターでは、このシートタイプのエアーキャップを使うことが多いかもしれません。
エアーキャップの使用シーン
エアーキャップは緩衝材です。粒径が小さめですので、割れ物や精密部品など、主に衝撃に弱い荷物を運ぶ際に使われますが、気泡の粒径ごとに用途が異なります。
直接荷物をくるむ
もっともよく使われているのが、粒径7mmや粒径10mmのエアーキャップです。
小さな気泡のエアーキャップは、衝撃を吸収するとともに、しなやかに折り曲げることができます。軽量物の梱包材やお菓子の保護剤など、さまざまな使い方が可能です。
充填剤としても有能
一方、粒径20mmや粒径32mmの気泡が大きいエアーキャップは、箱の隙間を埋める充填剤として使用されています。
梱包した荷物が動いたり破損したりしないように、しっかり守ってくれる、物流の心強い味方です。
エアーキャップまめ知識
2層構造と3層構造
エアーキャップというと、平らな面と気泡の面、という印象があるかと思いますが、じつはこれは2層構造のエアーキャップです。
一般的な荷物の輸送に使われるのは、この2層構造のエアーキャップですので、みなさんにもなじみが深いと思います。
エアーキャップにはもう1種類、3層構造のものが存在します。
では、3層構造のエアーキャップとはどういったものなのでしょうか。
2層構造のエアーキャップには裏表があり、表面にのみ気泡がついています。一方、3層構造のエアーキャップは、気泡があるシートを挟み込むような構造をしており、表裏どちらもフラットなフィルムになっています。
高い強度を持っているのが特長です!
エアーキャップ、どちらが表?
2層構造のエアーキャップには、気泡の並ぶ面と平らな面があります。
どちらが表だと思いますか?
正しいほうを外側にしないと緩衝材としての性能が落ちてしまうのでは、と心配になることもあるかもしれません。
エアーキャップの本質である、衝撃を緩和する性質は、じつはどちらの面を外側にしてもほとんど差はありません。
したがって、正解としては、「エアーキャップには表裏はない」となります。
エアーキャップの粒は外?中?どちらで包むのが正しい?
エアーキャップで荷物を包む時。
気泡部分は荷物の側にしたほうがいいのか、それとも外側へ向けるべきなのか。
悩んだことはありませんか。
エアーキャップに表裏はありませんが、中に包むものによって、気泡側が外側にくるほうがいい場合と、平らな面が外側にくるほうがいい場合があります。
使い分けの例をご紹介します。
気泡を外側にしたほうがいいもの
- PCパーツ、フィギュアなど、細かな突起が多いもの
- 表面が金属のもの
- ポスターなどの紙類
平らな面を外側にしたほうがいいもの
- 箱もの
- ボールなど、曲面の多いもの
- ビンやガラス
なんとなく、使い分けのイメージをつかんでいただけるのではないでしょうか。
お問い合わせはこちら!
オージーフーズでは、お客様のニーズに合わせた梱包のご提案もしております。
こちらのページで詳しくご案内しておりますので、ぜひご覧ください。