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GTPとは|物流用語辞典

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GTPとは

「GTP(ジーティーピー)」とは、Goods To Personの略称です。GTPは「自動棚搬送ロボット」「棚流動型ロボット」とも呼ばれています。物流センターにおいて貨物をピッキングする作業者の場所や、棚入れする場所まで荷物を運んでくるタイプの物流ロボット、または作業者が定位置でピッキングする作業の実施方法(定点ピッキング)のことをいいます。物流センターにおいて、ピッキング作業の6割に当たるといわれていた歩く作業をロボットに代替えさせるものです。GTPの作業では、ピッキングと仕分けをするエリアを設け、作業者はそのエリアの中だけで作業をします。そして、ロボットがワーキングステーションまでピッキングリストを読み込み、対象商品を保管した棚ごと運んできます。作業者は、ワーキングステーションの棚から商品を取り出し、発送先ごとに仕分けをしていきます。慢性的な人手不足の物流業界では、物流の自動化、効率化、省人化、省力化を目指し、様々な種類の「物流ロボット」の開発と導入が進んでいます。

GTPの活用企業例とメリット・デメリット

GTPを活用している企業で有名なのはAmazonの使用しているKIVAや、日本国内ではナイキ社や佐川グローバルロジスティクスが採用したEVE(イヴ)などがあります。メリットとしては、ピッキング時に作業者が動かなくてもよいので、体力的負担が下がること、作業生産性の向上が可能となること、作業者の動線に必要なスペースの削減によって、全体スペースの削減が可能ことがあげられます。デメリットとしては、ある程度の規模がなければコスト削減につながらないこと、導入において、倉庫レイアウトの変更、オペレーションの見直しが必要なことがあげられます。

     

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