物流5大機能とは
物流5大機能とは、輸配送、保管、荷役、包装、流通加工の5つの機能のことです。
これらの物流5大機能が確立されている企業こそ物流の世界では優良企業とされています。近年急成長しているネット通販やお取り寄せ通販により物流需要が高まり、今後さらにこの機能が重要視されてくることでしょう!
輸配送
輸配送とは売り手から買い手に商品を運ぶことを言います。物流と言えばこの作業をイメージする方が多いはずです。
輸配送に使われる手段は主にトラックや鉄道を使った陸送、船を使った海運、航空機を使った空輸が挙げられます。日本国内の輸配送の90%は陸送が使われていると言われています。
ちなみに、お届け先が長距離である場合は「輸送」、お届け先が比較的近距離である場合は「配送」と呼び分ける場合があります。
保管
保管とは、商品の品質や価値、数量を倉庫や物流センターにおいて一定期間保管する作業のことを指します。
製造者や生産者、最終的な消費者との間の時間的な時間的なギャップを調整します。製造された商品を在庫として保管し、必要な時に必要な分を計画どおりに配送することが必要です。
オージーフーズの最大の特徴は、常温品だけでは無く冷蔵・冷凍倉庫を駆使して複数の温度帯に対応可能な事です。また、温度管理に関しても自動でロガーに記録し、保管のみならず作業スペースの温度品質も配慮されています。
品物の品質をしっかり保つためにも、倉庫の保管能力が重要です。商品ごとの特長に合わせた適切な温度帯での管理、また、需要に応じての在庫管理も保管の一環です。
荷役
荷役とは、トラックや船に荷物を積んだり降ろしたりする作業のことを指します。「荷役」と書いて「にやく」と読みます。
この荷役の作業は荷物を動かす入庫から出庫の一連の工程を言います。主に6つの作業とされ、「荷揃え→積み付け→運搬→保管→仕分け→集荷」の作業工程が荷役と言われます。
梱包・包装
梱包・包装とは、製造された商品の品質が落ちないように包装紙など様々なもので商品を覆い、キズなどから商品を守るために行う作業のことです。
ダンボール箱や木箱など、包装に使われる資材は多種多様にあります。商品の特長に合わせて包装の資材や方法を決めます。デリケートな商品の場合はとくに緩衝材なども重要になりますね。
もちろん、荷物が大きくなれば包装に使う資材も巨大になります。
現在オージーフーズではビニールで個包装された冷蔵、冷凍食品以外にもジェラートやアイスクリームの梱包、包装や、冷蔵帯のスペースで手早く発砲スチロールの資材に蓄冷材と共に梱包し解凍させる事無く発送作業を行っています。
また、贈答品の依頼では熨斗や包装の対応も常温品から冷蔵、冷凍品まで対応しています。
流通加工
流通加工とは、入荷した製品に対して組み立てや小分けなど、買い手の負担が減るような作業をすることを言います。つまり、流通の工程の中で買い手にとって商品価値が高まる加工をすることです。
ラッピングやラベルの張替えなど多種多様な物流加工が行われています。
情報
情報(情報処理)は、今まで5大機能とされていた物流の機能に新たに追加された要素です。
物流において一連の流れで生じる様々な情報(入荷、保管、出庫、数量、賞味期限、製造ロット)を正確に把握する為にシステムを用いて管理することを指します。
また倉庫の外では配送、配車、運行管理も今までは個人の経験による属人的な計画作成もシステムを用いて運用する事で標準化と共に時間・コスト削減に繋がります。
オージーフーズも倉庫業務においてはクラウド型WMS(倉庫管理システム)を用いて、在庫管理や入出荷、検品、ピッキング等の庫内作業の業務最適化を目指して運用を行っています。
物流5大機能に機能を足した物流戦略
また、この物流5大機能に機能を追加して考える新しい物流戦略が現れました。
例えば、物流5大機能に「システム」を足した「物流6大機能」。
また、物流5大機能に「情報」「管理」「調整」の3つの機能を足した「戦略物流8大機能」という考え方も存在します。
技術は日々進歩し、人々のライフスタイルや需要に応じて物流業界もどんどん急成長しています。全体最適を考えて物流も進化する時代です。新しい時代に乗り遅れないように、現場もスタッフも進化を続けなければいけませんね。