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代引きとは
代引きとは、購入した商品が手元に届く配達時に、商品の引き渡しと引換に代金を支払うサービスです。
代引きサービスは法人・個人向けともに宅配大手3社やその他各社の宅配サービス業者が実施しています。※代引き不可の商品や、代引き非対応のサービスもあります。
ちなみに、代引きは「代金引換払い」を略した言葉です。
また、代引きを利用した場合、荷物の受け取り手となるお客様が支払う金額は「商品代金+送料+代引き手数料」の合計額であることが基本です。
「代引き」と「着払い」の違いとは?
代引きと着払いの違いは、商品到着時に「何の代金を支払っているか」に違いがあります。
- 代引き…「代金引換払い」の略であり、届いた商品そのものの代金を支払う仕組みです。
- 着払い…「送料着払い」の略であり、送料や手数料を届け先(受け取り側)が支払う発送方法です。
ちなみに、「着払い」の対義語に当たるのは「元払い(荷物を発送する側が送料を支払う)」になります
通販サービスなどによっては各店舗が独自サービスとして送料無料や代引き手数料無料でお届けしている場合もありますね。注文確認メールなどの明細に代引き支払い合計額が明記されているはずなので、事前に確認しておきましょう。
代引きの流れ
基本的に、代引きは下記の流れで行われます。
- ①:購入者が、ECサイトなどで商品を注文(購入)する
- ②:販売元から代引きで商品が発送される
- ③:商品の受け取り時、購入者が配送業者(配達員)に商品代金を支払う
- ④:決済会社を通して、配送業者から販売元へ商品代金が振り込まれる
代引き手数料
代引き手数料は、各配送業者によって決まっています。
主な配送業者による代引き手数料は、下記のとおりです。(2021年10月調べ)
ヤマト運輸
代引金額 | 決済手数料 |
~9,999円 | 330円(税込) |
~29,999円 | 440円(税込) |
~99,999円 | 660円(税込) |
~300,000円 | 1,100円(税込) |
参照:代金引換決済|ヤマト運輸
佐川急便
代引金額 | 代引手数料 |
~10,000円 | 330円(税込) |
~30,000円 | 440円(税込) |
~100,000円 | 660円(税込) |
~300,000円 | 1,100円(税込) |
~500,000円 | 2,200円 |
~600,000円 | 6,600円(税込) |
60万円超は10万円増す毎に | 1,100円(税込)を加算 |
日本郵便
代金引換料 | 一律265円 |
詳しくは、各社ホームページ等でご確認ください。
代引きで荷物を送る際に必要な準備
代引きで荷物を送る際には、下記の準備が必要になります。
1.配送業者との契約
配送業者によって、手数料や取扱金額、その他様々な違いがあります。
まずは、目的にあった配送業者を選び、契約をします。登録には、2~4週間ほどの時間がかかることがありますので注意が必要です。
ヤマト運輸|商品お届け時の決済(代金引換) ご利用開始までの流れ
配送業者との契約の際には、法人の場合は履歴事項全部証明書(謄本)のコピーや印鑑登録証明書、個人の場合は運転免許証のコピーなどの証明書が必要になることがあります。
必要な書類については、各業者によって異なりますので、契約する会社のホームページ等でご確認ください。
2.入金口座の準備
販売者の社名や個人事業主名義等の口座を用意する必要があります。運送会社が預かった代金から、手数料等を差し引いた額が振り込まれます。
代引きのメリット
代引きサービスのメリットはやはり購入したものが確実に手元に届いた時点で代金の支払いが出来ることではないでしょうか。
「先に代金を払ったのに商品が届かない!」などと言うトラブルにあう心配もなく安心して購入できます。
ネットショップで買い物をする際に便利なクレジット決済も手段としてはありますが、クレジットの情報を登録することに抵抗のある方は少なくありません。そのような方に代引きサービスはとても便利なサービスです。
差出人側のメリット
荷物の差出人は、発送証明/配達証明が得られます。
また、荷物の差出人は、受取人が荷物を受け取りながらも支払いを拒否したり持ち逃げする危険性を回避できます。
荷物の差出人は金融機関等への振込と異なり、オーダーごとに入金の確認を行う必要がありません。
代引きのデメリット
代引きのデメリットをあげるとすれば代引きの手数料がかかることです。
少額ではありますが他の決済方法より高くついてしまうため、できれば避けたいというお客様もいらっしゃいます。
また、安心感から中身を確認せずに代金を支払ってしまい、後からトラブルになるといったこともあります。この問題点を悪用した代引き詐欺も横行していたこともありますので、必ず中身の確認をしてくださいね。
身に覚えのない荷物を代引きで受け取ることも厳禁です!
差出人側のデメリット
差出人にも代引き手数料がかかります。件数が増えると膨大な金額と成ります。
配達ドライバーさんへ協力を
また、配達時の決済に少し時間がかかってしまいます。配達ドライバーの仕事効率が少し下がってしまう面もデメリットであると考えられます。
すべてのお客様がぴったり金額を準備出来ているわけではありませんので、おつり用の小銭を用意しておく手間もかかります。
配達ドライバーの方がスムーズに次の作業に取り掛かれるように、受け取り手側も事前にぴったりお金を用意しておく等、お互いに協力しましょう。
代引きを利用する際の注意点
代引きでは、事前に支払いが済んでいないため、置き配や宅配ボックスの利用が出来ません。
また、商品を受け取る際に代金を支払うため、購入者や代理人が必ず在宅し、対人対応する必要があります。
代引きの疑問
代引きは現金払い?クレジットカード払い?
代引きは基本的には現金払いです。
ただし、宅配業者と発送元の契約状況によってはクレジットカード払いに対応している場合もあるようです。
通販サイトなど利用するお店側と配達業者との兼ね合いによりますので、代引きでクレジットカード払いをご希望の場合は事前に利用可能かを店舗へ確認しておいた方が安心ですね。
※ちなみに、弊社が運営している自社通販サイトでは代引きは現金払いのみの契約になっています。
利用できる金額に上限はある?
代引きで支払える金額には上限があり、あまりにも高額の商品は代引きサービスの利用ができない場合があります。
※この情報は2021年10月時点で調査したものです。 最新情報は各社ホームページ等でご確認くださいね。 |
受け取り拒否について
受け取り拒否の返送料は、差出人負担となる為(配送業者と金額契約している場合でも、返送代金は正規の料金となってしまう事が一般的)購入の意思を届け先に再度確認する必要があります。
上記を回避する為、代引き発送時にキャンセルができない事や対処法、請求内容を明記しておく必要が有ります。
代引きに関しての匿名配送は詐欺防止などの観点から運送業者が受け付けてくれません。