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クール便とは
クール便とは、保冷できる設備や車両を使い、低温度帯での温度管理が必要な商品を配達することを言います。
ヤマト運輸の「クール宅急便」、佐川急便の「飛脚クール便」などが有名ですね。また、郵便局の「チルドゆうパック」というサービスがあるのですが、こちらは主に食品を送る際に使われています。
今の物流業界は鮮度を求められるシーンが数多くあります。
そこで活躍する輸送方法がクール便などの冷凍冷蔵サービスです。これらは時代のニーズとともにさらに発展成長していくことでしょう。
クール便は「冷凍」か「冷蔵」か?
「クール便」とは「冷凍便」及び「冷蔵便」または「チルド便」も含んだ、-15℃前後から10℃前後の低温度帯を指す大きな意味合いでの言葉という点も注意が必要です。
例えば、クロネコヤマト便は一言でクール便と言っても「クール宅急便の冷蔵タイプ」と「クール宅急便の冷凍タイプ」の2種類が存在します。
クール便で荷物を発送する場合、「クール便の冷蔵で!」等、適切な温度帯をしっかり間違いなく伝票に明記して発送することが重要です。
品質を保ってお品物をお届けするためにも、どの温度帯指定便を選ぶか気を付けましょうね。
クール便とチルド便の違い
「クール便」と「チルド便」という言葉がありますが、一言で違いを言えば、各宅配会社が設定している低温温度領域が違います。
物流業界で言う「クール」とは、冷凍~チルド~冷蔵と言われる-15℃前後から10℃前後までの低温度帯を指す言葉です。
つまり、「チルド」もクールの中の一つであるとも言えます。
そして、物流業界で言う「チルド」の温度帯はとくに0℃~5℃を指します。
チルド専用として、食品の冷蔵配達に特化したサービスとして郵便局の「チルドゆうパック」というサービスも存在します。
ちなみに、宅配業者によってはチルド温度帯と冷蔵温度帯をまとめて「冷蔵便」としている場合もあります。荷物を預ける前に、利用する業者が設定している配送温度帯の設定をしっかりチェックしましょう!
宅配大手3社のクール便
宅配大手3社のヤマト運輸、佐川急便、郵便局、それぞれのクール便についてご紹介いたします。※こちらに掲載している情報はこの記事を書いた時点のものです。最新情報は各社ホームページをご参照ください。リンクURLも貼っておきますね。
ヤマト運輸
- クール宅急便冷蔵タイプ…0℃~10℃
- クール宅急便冷凍タイプ…-15℃以下
ヤマト運輸のクール便は3辺計120cmまたは重さ15kgまでと指定されています。
また、とくにアイスクリームなどのより低い温度帯での配達が必要な品目については梱包方法について注意書きがありますので要チェックです。
ヤマト運輸のクール便の目印シールは、冷蔵タイプが水色、冷凍タイプがグレー色です。
詳しくはこちら
ヤマト運輸ホームページ「クール宅急便」
佐川急便
- 飛脚クール便冷蔵…2℃~10℃
- 飛脚クール便冷凍…-18℃以下
佐川急便のクール便の特長としては、3辺計140cm以内で重量20kg以内の条件であれば比較的他社よりも大きい荷物でもクール便指定で荷受けすることが出来るそうです。20kgを超える場合は担当営業所へ事前に相談する必要があります。
佐川急便のクール便の目印シールは、冷蔵タイプが水色の三角形、冷凍タイプが黄色の八角形です。
詳しくはこちら
佐川急便ホームページ「飛脚クール便」
郵便局
- チルドゆうパック…チルド温度帯0℃~5℃
現在、郵便局で受付できる個人向けクール便はチルド温度帯のみとなっているようです。冷凍便はありません!
また、荷物を預ける窓口にチルド冷蔵庫があるかどうか事前に確認が必要です。チルド冷蔵庫が無い郵便局ではチルドゆうパックを預かることが出来ません。チルド冷蔵庫がある郵便局を探す場合は郵便局のホームページが便利です。
オージーフーズでのクール便に関するサービス
オージーフーズでは、冷凍便の商品を数種類詰め合わせたオリジナル商品の作業依頼も多数承っています。例を挙げると、下記のようなものがあります。
- 介護施設の訪問時にお届けする「お好みで組み合わせる 1 週間分の冷凍弁当」
- 数種類あるお惣菜の中からお好みの商品を選ぶ「人気惣菜よりどり」
- スイーツ類などのギフト向け商品
多数の商品を扱っていますので、ハンドスキャナーを使用した摘み取り式のピッキングで、多数の商品を間違わないように作業を行っています。
また、冷凍庫内は、どこにの場所に行けば該当の商品があるのかひと目でわかるように、ロケーション管理をしています。多数の実績がありますので、ぜひお任せください。