オージーフーズフードコーディネートチームブログ

料理写真(フードフォト)の撮影のコツとは。撮り方をプロが簡単にわかりやすく解説!

料理写真(フードフォト)の撮影のコツを食品専門カメラマンが解説します。

美味しそうな料理写真の撮り方について、料理撮影(フードフォト)の基本となる4つのポイント料理「光の使い方」「写真のメインの決定」「構図」「シズル感を意識」をそれぞれ詳しく、カメラマン小牧が解説いたします。

料理写真撮影

自然光などを利用して明るく撮る!

料理を美味しく見せる最大のポイントとも言えるのが「光」の使い方です。ライティングと言われますね。

料理の撮影の場合は、立体感がきれいに出る逆光もしくは半逆光がオススメです。

※逆光とは真後ろから入る光、半逆光とは逆光より少しサイドの斜め後ろから入る光の事です。

お家などで撮影する場合は自然光の入る窓際がベストです。逆光や半逆光になる位置に撮影対象物を置いて撮影してみてください。

皆さまも、もしおうちで料理の撮影がしたい!インスタに日々のごはん投稿したい!なんて時は、自然光が入る撮影スポットを決めておくと良いかもしれませんね♪

あっ、そうそう、とあるインスタ女子とお話ししたことがあるのですが、彼女はおしゃれなカフェなどに行った時も「できるだけ窓際、自然光が入る席に座る」と言っていました。徹底していてさすがです!!

美味しそうな写真見本:逆光での撮影

逆光ライト_0921

自然光で光の加減が足りない場合は、撮影用語でレフ板と呼ばれるA4サイズ程の白いエチレンボードなどを、光と逆の方に置いて反射させて補ってみるのも良いと思います。

Meking レフ板 反射板 3-in-1 ライティング道具 商品撮影用 30x20cm A4サイズ 1枚で3色対応-銀/白/黒 補光/吸光/輪郭強調 縦式 折り畳み コンパクトがレフ板ストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

レフ版なんて専門用具は持ってないよ~という方には白い紙がおすすめです。充分使えますよ!私もレフ板が無い時はコピー用紙などを急ぎの代用品として使うことがあります。折りたたんで横に立てておくだけでも明るくなります。

いまいち美味しそう??な写真見本:順光で撮影

順光ライト_0921

反対に、順光と呼ばれる真正面からの光での撮影は避けてください。

試しにわざと真正面からフラッシュの光を当てて撮影してみました。どうでしょう?美味しそうに見える逆光撮影とは全く違う印象になりませんか?

陰影に乏しく平面的になり、せっかくの料理の立体感やテーブル上の奥行き感が全く出ず、残念な写真になってしまいます。

いかがでしょうか。

良い見本とイマイチな見本を比べてみるとライティングの大切さがお分かりいただけるかと思います。

また、料理撮影の重要なポイントである「ライティング」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

料理写真撮影のライティングのコツをフードフォトグラファーが解説します。実際にプロが料理写真撮影現場で重視しているポイントや、ライティングのお手本になる撮影例も多数交えながらお話しします。料理写真にとって光は表現の肝になる部分であり、とても重要な役割を果たします!

写真のメインを決めて撮る!

テーブルに乗せた料理を全て写したくなりますが、メインになるものを決めて手前に置いてください。

反対にメインを決めていないと、全てが中途半端で何がメインかわからない写真になりがちです。何を見せたいのかわからない写真、伝わらない写真になってしまいます…。

さらに寄って撮影する事により、写真全体がごちゃごちゃせず、メインが主役の写真になります。見る人の目線がまずそこに行きます。

メインの部分にピントを合わせるのもお忘れなく!

メインに寄った写真

メインを決めた例_0921

上から引いた写真

上からの例_0921

もし、ど~しても上から引いて全体を撮りたい場合は、気合を入れてテーブルコーディネートをしましょうね!

気が抜けてる部分が映り込んでしまうと、それだけで残念な写真に…。クロスの皺や、お手拭きなどが映っていないか要注意です( ̄◇ ̄;)

おすすめの構図で撮る!

写真の印象を決める重要なポイントが、構図です。

構図とはどのアングルからどのような配置で撮影するかという事です。

三角構図で撮る

基本的な構図の一つで、写真に安定感が出ます。

料理写真でもよく使われる構図です。一番見せたいポイントにピントを合わせて、他はふわっとボケるように撮ると温かみのある写真になりますね。

三角構図(カップケーキ)_0921

三角構図

対角線構図で撮る

対角線上に配置する構図で、対角線を意識する事でバランスの良い写真に仕上がります。

視線に流れが生まれて奥行きを出すのに最適です。

対角線構図炊き込みごはん

対角線構図

俯瞰構図で撮る

俯瞰カラフルトマト_0921

また、コーディネート全体がメインとなる真上からの撮影(俯瞰(ふかん))の場合はカトラリーの配置やクロスなどの小物で彩りを足したりバランスを取る事で見栄えが良くなります。

真上からのアングルは雑誌風のおしゃれな印象になりますね。

シズル感を意識して撮る!

料理撮影において重要なのがシズル感です。

料理写真でも料理動画でも重要視される「シズル感」についてフードコーディネーターが書いたブログもあります。

「シズル感」とは目にした瞬間に食欲や購買意欲をビビッと刺激する感じのこと。「シズル感」は目で見て美味しさやみずみずしさが伝わる感じ、五感を刺激するような感覚のことをいいます。「シズル感」 の意味、用語の使い方、実例をフードコーディネーターが簡単にわかりやすく解説します。

料理撮影にご興味のある方は必見のポイントです。

実際に私たちが撮影した写真や動画とともに詳しく解説していますので、チェックしてみてくださいね♪

料理は出来たてでシズル感たっぷりの瞬間を撮影したいものです。

撮る前に事前に配置や構図をイメージしておくと素早く美味しい瞬間が撮影できると思います。上記のポイントを押さえて、色んな撮影を楽しんでみてください。

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今回から始まったブログは、料理と撮影に関する事を私たちフードコーディネート事業部のスタッフ一同で発信するブログです。

色んな目線、角度から料理についてお話しいたします。料理撮影の裏話や、盛り付けのコツなど参考にしていただけたら嬉しいです。

私が仕事で実際に使っているカメラのレンズを紹介している記事などなどもございます(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

料理写真撮影のカメラレンズについて、プロのフードフォトグラファーが実際に料理写真撮影の現場で使っているおすすめのカメラレンズとその特長をわやりやすく解説します。「ズームレンズ」「マクロレンズ」「50mmの単焦点レンズ」それぞれの撮影例も多数掲載いたします。

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インスタ映えする料理の3つのコツと簡単に出来ちゃう映える手作り料理の作り方を私たちフードコーディネーターが写真つきで詳しく解説します。料理撮影のプロがインスタ映えを意識して撮影した写真です。皆さまが手作り料理を考える時、盛り付ける時、撮影する時、参考にどうぞ!

これからも季節の注目のお料理や、料理撮影で気になる話題などピックアップしますね。ちょっとしたコツを知る事で、料理の撮影がぐっと上手になりますよ!

どうぞお楽しみに!

今日の記事のおわりに、私たち料理撮影専門のフードコーディネート事業部よりご挨拶

株式会社オージーフーズ平成元年創業の食品専門の会社です。

食品卸売、企画開発、フードコーディネート、料理撮影、食品物流、食品通販、品質管理など、様々な角度から「食」に関わる部署がございます。

その中で、私たちの所属はフードコーディネート事業部と申します。自社内にあるキッチンとスタジオにて、専属のフードコーディネーターカメラマンから成る料理専門の撮影を行っています。

業務内容について詳しく紹介している記事もございます。

フードコーディネーターやフードフォトグラファーのお仕事が気になる方のために、オージーフーズのフードコーディネート事業部に所属している私たちがどんなお仕事をしているかを写真と動画で詳しくレポートいたします!ここだけのお話しもあるので必見のブログです(笑)

これからもスタッフ一同でブログ、インスタ、YouTubeチャンネルを更新しますので、チェックしていただけたら嬉しいです!

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フードフォトグラファー小牧

2011年入社。好きな食べものはタイ風サラダの「ヤムウンセン」です。オージーフーズに入社する前からフード系のカメラマンとして活動していました。料理の撮影はお任せください。夢は色々な国に行って写真を撮ることです!

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