おせち料理の中でも写真映えするポイントになる3つの食材「かまぼこ」「ローストビーフ」「海老」の盛り付け方について、オージーフーズの食品専門カメラマンの私がわかりやすい写真を添えて解説いたします。
私はカメラマンなので、撮影者視点で写真映えを意識してご紹介いたしますね。すてきにおせち料理を盛り付けて、お正月の記念写真がもっと彩り豊かになりますように♩
目次
おせち料理「かまぼこ」おすすめの盛り付け方
簡単盛り付け:紅白交互に並べると映える!
紅と白のかまぼこをそれぞれ1本ずつ準備しましょう。写真のように半月を更に半分に切り、紅白を互い違いに並べ直すだけでとてもおめでたい印象になります。
かまぼこは紅白の色あいで縁起が良いとされ、切り方や盛り付け方で見た目も美しく、華やかになりますね。まず最初に試していただきたいとても簡単で写真映えする盛り付け方です。
アレンジ盛り付け:くるりんぱで映える!
また、もうひと手間かけたアレンジとしてねじり紅白もオススメです。
作り方は、かまぼこの上の部分(色のついた部分)を2~3mmくらいの厚さで2/3程剝がすように切り込みを入れます。その剥がした部分の真ん中に、ちょっとだけ切り込みを入れて、端をくるっと中に通すと完成です!
かまぼこねじりアレンジの手順を描いてみました_〆(・ω・*参考になれば幸いです♩
1回ねじる(切り込みの中にくるっと通す)だけで写真のような感じに仕上がります。
方法がわかると単純で簡単ですが、パッと見ると上級アレンジに見えますよね。お料理上手に見えること間違いなしです!これぞ写真映え!(笑)
かまぼこの映える盛り付け方をもっと知りたい方にぜひ読んでいただきたい記事もございます。こちらはフードコーディネーターが書いた記事です。お手本の解説動画もたくさん掲載中ですよ!
おせち料理「ローストビーフ」おすすめの盛り付け方
基本は扇のように開いて盛り付けると華やか!
最近のおせちでは日持ちするローストビーフやハムをお重に入れる事も多くなりましたね。彩りにもなり、お肉好きの家族にも喜ばれる、おせちの中でも人気の品のひとつです。
おせち料理での盛り付けのコツとしては、お重盛りであれば扇のように開いて盛り付けるとお重が一層華やかになります。段々に、少しずつ重ねて盛ることにより、見た目の量感も増して豪華な印象になります。
ローストビーフを盛るときは「色」を引き立てて
ここで映える盛り付けのコツは、色を意識してみてください!
ハランなどの緑の葉物を後ろに添える事で、ローストビーフの赤も際立ちます。緑と赤は補色という関係性をもつ色です。
補色はお互いの色を引き立て合うので、色が際立って映えるのです。ちょっと専門的に説明すると、補色とは「色相環(プロが色を見る際に使用する、輪っか状の色一覧表)の反対側で対になるお互いの色」のことです。
ちなみに、青の補色は黄橙色と言われています(・▽・)ノ
ローストビーフに限らず、なにかお料理を盛り付けるときは色がもつ関係性を気にしてみると、よりいっそう彩り豊かな盛り付けができて楽しいですよ♩
おせち料理をお皿盛りにするときのローストビーフは?
また、おせち料理をお皿盛りにするときは、他の食材とのバランスを見て少量ずつ盛り付けてみましょう。バランスが取りやすく、上品な印象になってオススメです。お皿盛りのおせち料理の良いところは、一人前ずつ綺麗に分けることができるのもポイントですよね。
少しずつバランスよく持って、レストランで出される一皿のような演出も!
ちなみに、ローストビーフの盛り付け方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの料理男子が気合いを入れて書いたブログ記事がおすすめです!おしゃれなバラの花の形にする盛り付け方の動画もありますよ♩
おせち料理「海老」おすすめの盛り付け方
おせち具材の中でも鮮やかでおめでたい赤色が一際目を引く海老は、お重の中でもお皿に盛っても、それだけでインパクトがありますね。
海老は「つ」の字の形に盛り付ける
おせち料理の海老は基本的に「つ」の字になる向きで盛り付けましょう。これにも深い意味があり、「つ」の字に腰が曲がるまで長生きできるようにという願いが込められています。
海老の頭を上に向けて盛り付ける
そんな海老の盛り付けポイントは、お重の中では出来るだけ頭は下げず上に向けるように盛りましょう。向きを揃える事で整った印象になります。
海老の頭を少しずらしてバランスをとって重ねて盛り付ける
お皿盛りの場合も決まり事は特にありませんが、写真のように海老の頭を少しずらして重ねると格好良く決まります。
おせち料理を盛り付けるときに大活躍するもの!
おせち料理を盛り付けるのに重要なポイントとして、葉物の使い方があります。
こちらの一段お重箱の盛り付け例の写真では、厚紙にハランを巻いて仕切りを作りました。写真のように、お重の中で仕切りのように使ったり、彩りを添えたり、少し大げさに飛び出させて立体感も持たせ華やかにする役目を担っています。
おせちで使われる葉物の種類は一般的な物で、南天、万両、ハラン、裏白(うらじろ)、立桂(たちかつら)、ヒバ、レザーファンなどがあります。今回の撮影では南天、ヒバ、ハラン、レザーファンを使用しました。これらの葉物を幾つか揃えておくと、ワンランク上の盛り付けになると思います。
日常のお料理でこういった葉物を使うことはなかなか無いかもしれませんが、おせち料理など特別な時は、せっかくですから小物も揃えてみるのも良いですよ♩
あとがき
- かまぼこ、ローストビーフ、海老は素材の色も際立って、おせち料理の盛り付けのポイントになる!
- ちょっとした盛り付け方のコツを知っておくだけでも映える盛り付けに♩
- きれいに盛り付けできたら写真に撮って、ぜひインスタに投稿して思い出に記録しましょう♩
ご家庭でおせち料理を盛り付けるのであれば、おせちの決まり事などはあまり気にせず、盛り付け方のポイントを押さえ、好きな食材で一年に一度のお正月を楽しみましょう♩
お正月の写真を撮るとき、食卓に並ぶおせち料理が映える出来栄えだと気分も上がりますよね。素材の色が目立つ3つの食材にちょっと気を配って、写真映えするおせち料理を盛り付けてみてくださいね!
おせち料理を盛り付ける時に、私たちのブログを参考にしていただけたら何より嬉しいです。
ちなみに、おせち料理全般の盛り付け方やマナーについて知りたい方はこちらのブログ記事もおすすめですよ!フードコーディネーターのスタッフ一同が丁寧に解説しています。
ブログで盛り付けに使用しているおせち料理が欲しい方へ
オージーフーズの通販事業部が運営する公式オンラインショップ「とっておきや」にて今年もおせち料理の予約注文を受け付け中です。
それぞれの食材を個包装でお届けする、こだわりの冷蔵おせちです。
お客様の食卓に合わせ、好きなように盛り付けを楽しむことができるお取り寄せおせち料理をご用意しております!
ぜひご覧くださいませ。
フードフォトグラファー小牧
最新記事 by フードフォトグラファー小牧 (全て見る)
- 料理写真撮影のライティングの基本のコツを「食」専門のプロが解説! - 2018年6月5日
- フードフォトグラファーが紹介するオージーフーズのフードコーディネート事業部について - 2018年3月2日
- 料理写真撮影のカメラレンズのおすすめを料理撮影のプロが解説! - 2017年12月28日