今回は七夕の行事食「そうめん」についてです。
そうめんが食べられるようになった由来は、古代中国の時代に7月7日に熱病で亡くなった子供が、霊鬼神となって熱病を流行らせ生前にその子の好物だった「索餅(さくべい)」をお供えしたところ、その熱病がおさまったという伝説から。
中国伝来の縄のように編み上げたお菓子「索餅」が、時代と共に形を変え、日本に伝わると、同じ小麦粉で作られた「そうめん」が食べられるようになったそう。「7月7日に索餅(そうめん)を食べると1年間無病息災で過ごせる」という言い伝えになったそうです。
7月7日の七夕の日に食べたいおすすめそうめんアレンジレシピをご紹介いたします(^^♪盛り付け方のコツやおすすめのレシピなどをご紹介しています。
目次
織姫様と彦星様が年に1度合うことのできると言われる日、『七夕』☆★☆彡
七夕飾りを作って、短冊に願い事を書いて、自宅に飾る人も多いですよね。笹の葉に願い事を書いた短冊を飾り付けて、あとは、夕食に食べる七夕のそうめんの準備をする時にお役立ていただきたい情報をお伝えいたします。
ブログ内の写真はすべて私たちが実際に調理、盛り付け、撮影をしたものです。おうちで七夕そうめんを作る時に参考にしていただけたら嬉しいです♪
「そうめん」が七夕の行事食になった由来とは☆
七夕といえば夏を彩る日本の行事ですね。
七夕の行事食といえば、日本の夏の風物詩とも言えるツルっとおいしい「そうめん」を思い出す方が多いと思います。
そこで今回は、なぜ七夕にそうめんを食べるようになったのか、その由来について調べてみました。
七夕にそうめんを食べるのは歴史の伝説が由来
七夕にそうめんが食べられるようになった由来はとても古く、なんと古代中国の話にまでさかのぼります。
古代中国の時代に、帝の子供が7月7日に熱病で亡くなられたそうです。
その亡くなった子供が、霊鬼神となって熱病を流行らせました。そこで、生前にその子の好物だった「索餅(さくべい)」をお供えしたところ、その熱病がおさまった、という伝説からきています。
七夕にそうめんを食べる由来は、中国伝来の縄のように編み上げた小麦粉のお菓子のようなもの「索餅」が、時代と共に形を変え、奈良時代に「索餅」が日本に伝えられたためです。一般にも広がっていき、同じ小麦粉で作られた「そうめん」が七夕に食べられるようになり、「7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という言い伝えになりました。
ほかにも、「小麦粉は毒を消す」という言い伝えを由来に「健康祈願」とする説もあります。
七夕にそうめんを食べる由来は「織姫の糸」説も
また、そうめんを織姫が使う糸に見立てて「芸事(機織)が上手になりますように」と願いながら食べるという説もあります。
七夕だけでなく、節供に旬のものを食べ、邪気を祓ったり無病息災を願う風習はたくさんありますが、夏の暑さで食欲が減退するこの時期にそうめんはぴったり!
天の川や織姫の織り糸にそうめんを見立てることもできるので、重宝されていると言えますね。
7月7日は「そうめんの日」☆
七夕である7月7日が「そうめんの日」と呼ばれているのをご存知でしょうか(*∩∀∩*)♪
そうめんが行事食となった由来の伝説や言い伝えにちなんで、未来を担う子供たちの時代にも末永く引き継いでいきたい、7月7日に行事食としてそうめんを全国的に広めたいという思いから、全国乾麺協同組合連合会という乾麺メーカーの団体が、昭和57年から7月7日の七夕の日を「そうめんの日」と定めて普及活動に取り組んでいます。
今では、大人から子供までみんなが大好きなそうめんとして、愛され続けています。
そうめん以外にも七夕の献立レシピはこちら▼
もともとは七夕にそうめんを食べる風習は地域限定だった?☆
実は、もともとは七夕にそうめんを食べる風習は地域限定のものだったそうで、仙台を中心とした東北地方と、北海道では古くから食べられる風習があるようです。
今では日本全国で食べられるようになっていますね!
七夕のそうめんは汁が違う!?おすすめのめんつゆアレンジ☆
そうめんといえば、めんつゆにつけて食べるのが定番かもしれませんが、七夕のそうめんはオリジナリティーのあるつゆで食べる方が多いみたいですね。
めんつゆに生のトマトを角切りにしてちょい足ししたり、トマトジュースを少しちょい足しするというのもさっぱりするのでオススメです。
胡麻油をほんの少しちょい足ししてみると、コクがアップします!
その他に、練り胡麻・砂糖・生姜や、めんつゆを豆乳に変えてみるのもありです。ラー油をちょい足しすると担々麺風に。
めんつゆに生卵を入れると、釜玉うどん風にもなります。
そうめんって、ほんとアレンジ自在ですよね♪
あえてめんつゆにつけない!つゆにつけないでそのまま食べられる『おつまみそうめん』レシピ☆
今回はちょっぴりアレンジを加えたメニューを作ってみましたよ。
赤色は「韓国のピリ辛だれ」、白色は「ネギだれ」、緑色は「バジルペースト」を絡めて、多国籍風?に仕上げてみました(ノ ´▽`*)ノ
「赤」はトマトペーストでもそうめんと相性がいいですよ。
味がしっかりついているので、そのままお口に運べるので、お酒のおつまみにオススメ!
ひと口サイズにくるくると丸めて食べやすく盛り付けるのがポイントです!
7月7日に食べたいおすすめのそうめんアレンジレシピ☆
七夕天の川そうめん
そうめんを茹でたら、そうめんを天の川に見たててお皿に盛り付けて、七夕にちなんだトッピングをしてみるのがおすすめです!
今回は、そうめんのつゆをゼラチンで固めてジュレ状に仕上げてみました。キラキラして、涼し気な見た目になるのでオススメですよ。
材料(2人前)調理時間30分
- そうめん …2束
- ハム …2枚
- おくら …2本
- パプリカ …1/2個
- コーン缶 …適量
- その他、お好みの具材を用意
ジュレ状のつゆ
- そうめんのつゆ …250㏄
- ゼラチン …5g
作り方
- ①そうめんを茹でます。そうめんはたっぷりのお湯で茹でて、水で洗いながらぬめりを取りつつ冷やして締めるのがコツ。
- ②天の川のイメージで盛り付けます。器にそうめんを波の流れのように盛り付けて、そうめんを天の川に見たてます。
- ③めんつゆをジュレ状にします。めんつゆとゼラチンを混ぜたら、耐熱容器に入れて、レンジで約1分半~2分加熱し、粗熱がとれたら冷やし固めます。盛りつける時は、ジュレ状のつゆは少し常温に出しておいてスプーンでくずしながらすくうと、見た目にもキラキラしてきれいです。
- ④トッピングの野菜を星型に☆人参やパプリカなどの野菜やハムは、星形の抜き型で抜いて散りばめると、色とりどりの星がきらめく天の川のようですね(*^_^*)夏野菜のオクラは、そのまま輪切りにすると切り口が星の形になってかわいいんです。オクラはとくに七夕におすすめの野菜です♪さらに、子どもたちの好きなかまぼこやカニカマなどを添えてみると、喜んで食べてくれること間違いなし♡
そうめんの茹で方、基本の盛り付け方のコツが知りたい方にはこちらの記事がおすすめです☆
そうめんの茹で方、盛り付け方の基本についてはこちらのブログ記事をどうぞ!https://www.aussie-fan.co.jp/contents/foodcoordinate/foodcoordinator/1160
そうめんのきれいな盛り付け方はこちらをご参考に▼☆彡
七夕のそうめんを盛り付けるのにおすすめのトッピングの具とは☆
七夕レシピのおすすめのトッピングの具10種
七夕気分を盛り上げてくれるカラフルでかわいいトッピング!
そうめんのトッピングの具におすすめの10種はコチラ(ノ’ω’)ノ
- プチトマト
- 茹でたにんじん
- きゅうり
- オクラ
- 錦糸卵
- 薄焼き卵
- ハム
- 鶏ささみ
- かまぼこ
- かにかま
ハムやチーズや薄焼き卵を星型に切り抜いたり、細く刻んだきゅうりや錦糸卵を天の川に見立てるのもGOOD!
夜空に輝く星をイメージした盛り付けをお楽しみくださいませ(*´∀`*)ノ。+゚ *。
トッピングを工夫したい方におすすめの便利グッズをご紹介!
七夕といえば「星」ですね☆
簡単に星型を作るなら、大・中・小の型抜きや、星のクッキー型がおすすめです。あえて星型の大きさを変えてちりばめてみるとより可愛いくなりますよ!
野菜やチーズなどをこの型抜きで星形に変身させちゃいましょう☆
100円ショップなどで手に入るので、探してみてくださいね。
せっかくの夏なので!スタミナがつくトッピングもおすすめです
暑い夏の日や食欲のない日、夏バテぎみなときは、スタミナがつくうなぎのトッピングもおススメです!
大葉やみょうがを刻んで添えれば、彩りもよく、風味もアップしますよ。
七夕のそうめんにおすすめの器☆
涼し気にしたい時は「ガラスの器」
夏の暑い時期には、ガラスの器がオススメ!
見ためにも涼し気で目でも楽しめますよね。
透明なガラスのほか、半透明の気泡が入ったガラスや薄いブルーのガラスも涼し気です。まるで川のせせらぎが聴こえてきそうです(*o´∪`)o
そうめんの白色を引き立てる「和風グリーンの器」
その他、和風なイメージのグリーン(織部)のお皿に盛りつけると、そうめんの白色が引き立ってきれいですよ。
めんつゆは、小さな器にいれてお皿の上に添えてみました。
今回は、いろどり豊かにいろんなトッピングで華やかに仕上げました。
【鶏のササミ、みょうが、きゅうり、かまぼこ、いくら、ゆで海老、プチトマト、おくら】
大人数でワイワイ楽しむ日におすすめ!ひとくちサイズで気軽に楽しむ「ミニカップ」
1人前ずつプラスチックの容器に盛り付けてみました。
1人分のそうめんとつゆをカップに盛り、ゆでて星形に抜いたにんじんや、オクラをトッピング。具材をたっぷり入れることで見ためも豪華に、食べ応えも抜群!
今回は、かいわれ大根がハート型♡で可愛かったので、ちょこんとのせてみました。
見ためがかわいいのはもちろん、パーティーのおもてなしのときに、食べやすさ満点!席を移動したりお友達とおしゃべりしながら食べるのにもってこいです。
あとがき
暑い季節の食事には欠かせない、日本の食卓で昔から親しまれているそうめん。
さっぱり食べられるツルツルした食感とのど越し、そうめんを食べると「風流な日本の夏だなぁ~」という気分になるのは私だけじゃないはず!(笑)
小さい頃うちの実家では、暑すぎて家族の食欲がない時のお助けメニューとしても、よく食卓にあがっていましたよ。
盛り付け方次第で、いくらでも見栄えが変わる変幻自在のそうめん。
食べるシーンに合わせて、お好みの食材をふんだんに使って盛り付けを楽しんでみてくださいね。
今回もブログをお読みくださってありがとうございます!
また次回の更新もお楽しみにしていただけたら嬉しいです(^o^)
フードコーディネーター齋藤
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