目次
レシピ動画とは
レシピ動画を撮影し作成する際に必要なポイントをご説明します。レシピ動画とは、料理の調理過程を分かりやすく伝えるために、レシピに従って実際に調理する様子を撮影した動画を作成したものです。少し前までは本やテレビ番組でのレシピ紹介が主流でしたが、ここ数年はスマートフォンの普及も相まって、レシピが「動画」というかたちで視聴されることが多くなってきました。
これほど多くの人に受け入れられているレシピ動画ですが、そのメリットとは何なのでしょうか?
レシピ動画のメリット
調理方法が一目瞭然
レシピ動画の一番のメリットは、何といっても調理方法を分かりやすく知れるところにあります。写真や文章ではなんとなくイメージすることが難しい調理過程が、動画では一目で理解できます。
手軽に視聴できる
レシピ動画は主にウェブサイトやアプリで公開されているので、スマートフォンで手軽に確認できます。また、わかりにくい箇所を繰り返し見ることができるので、失敗することなく調理できます。
おいしそうな瞬間を演出
「シズル感」を表現できるのも動画の強みと言えます。出来上がったトーストのチーズを伸ばすだけで、美味しそうに見え、作りたい心境になるのも動画のポイント。
レシピ動画で重要な5つのポイント
わかりやすいカメラワーク
視聴者に調理の様子が分かりやすく伝えるためにカメラワークを工夫することが大切です。
真俯瞰(真上から撮るカメラワーク)や引き全体を映すシーンや斜俯瞰(斜め上から撮るカメラワーク)で食材の側面を映すシーン、寄りで手元を映すシーンを組み合わせることで、調理過程が具体的に伝わります。
またカメラワークの変化は視聴者を飽きさせないことにもつながります。
シズル感
調理過程で視聴者に「おいしそう!」と思ってもらえるような、「シズル感」を意識して動画を撮る必要があります。
単調な説明的な動画より、直感的においしさが伝わる動画のほうが、その料理を調理してみたいという思いが湧きやすくなります。
レシピ本と同じように盛り付け、食器、クロス等こだわったスタイリングも重要な要素の一つです。
シズル動画撮影とは。撮影の特長、流れ、料金、事例を解説した記事はこちら↓
テンポの良い動画展開
動画が冗長になると視聴者が「複雑な調理なのではないか?」と思って途中で動画の視聴を止めてしまう可能性があります。レシピ動画は1~3分におさめましょう。動画は長すぎず、展開はテンポよく、スムーズに進むように工夫すると良いでしょう。
シチュエーションをイメージしてもらう工夫
料理自体の作り方も大切ですが、それがどんなシチュエーションで楽しめるかイメージできるように工夫するとより良いです。
テーブルクロスや添え物で雰囲気を作ったシーンを入れると、その料理をする場面をイメージしやすくなります。
テロップの工夫
レシピの調理過程をすべて映像で伝えようとすると、かえって分かりづらくなってしまう場合もあります。そんな時はテロップで情報を整理して伝えるのが効果的です。どこを映像で伝え、どこをテロップにするか、このバランスが大切です。
レシピ動画の作り方
レシピ動画作成の流れ
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レシピ作成、試作…レシピの試作をし動画のイメージを作ります。
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PPM資料の作成…動画のシナリオを作り、テロップを書きます。
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料理完成のスタイリング決め…レシピに合ったお皿、カトラリー、クロスを決めます
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食材、調理備品準備…レシピの食材、使用する調理器具を用意
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カメラマンと打ち合わせ…カメラワーク、ライティング、動画の流れを確認
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撮影…実際に撮影します
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動画編集…撮影したデータに合わせてBGMやテロップなど編集作業を行います
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納品…出来上がった動画を確認し納品
カメラと照明のセット
動画にするレシピに沿って、カメラと照明をセットします。
カメラのセット方法や照明の当て方が少し違うだけでも、動画の雰囲気が大きく変わってきます。
撮影
カメラと照明のセットが終わったらここで撮影に入ります。事前のカット割りに従って撮影を行っていきます。
動画編集
撮影が終わったら最後に編集が行われます。編集では動画素材のカットやテロップの挿入が行われます。動画全体を適切な尺にまとめ、見やすくするための作業です。
実際の動画サンプル
では実際に作成したレシピ動画を見てみましょう。
コブサラダ
唐揚げ
かぼちゃポタージュ
ホットサンドイッチ
あとがき
レシピ動画を作るときは、テンポよい動画展開やシズル感の演出、さらにはカメラワークや照明の具合が大切になります。お手持ちのスマートフォンやカメラで気軽に挑戦できますが、本格的な動画撮影となるとなかなか難しいところもあります。
レシピのアイデアをお持ちで、本格的な動画を撮影したい方はプロに相談してみるのも一つの方法かもしれません。
弊社ではレシピ作成から動画、スチール撮影まで行っております。もしご興味のある方はお問合せまでご連絡いただけましたら幸いです。
フードコーディネーター皆川
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