おでんの具と関東風おでんのレシピを大公開します。
地域で違うおでんの具、関東で人気の具とだしのレシピをご紹介。関東風おでんの作り方もフードコーディネーターがご紹介します!
目次
関東風おでんの作り方
基本のおでんだしの材料
- 昆布 …10cmくらいのもの1枚
- 鰹節 …20g
- 水 …2ℓ
- 醤油 …50ml
- みりん …50ml
基本のおでんだし
- ① 昆布はきれいなふきんで汚れをふき取る。
- ② 鍋に分量の水と昆布を入れて30分ほど置く。
- ③ 「②」を中火にかけ、沸々と沸いてきたら沸騰する前に昆布を取り出す。
- ④ 火を止めてから「③」に鰹節を入れ、中火で再沸騰したら火を止める。
- ⑤ ボウルの上にザルとキッチンペーパーを置き、「④」を濾す。
- ⑥ 鍋に「⑤」を入れ、醤油、みりんを入れて中火で温めたら出来上がり!
関東風おでんのだし
材料
- 基本のだし …1000ml
- 濃い口しょうゆ …50ml
- みりん …50ml
- 酒 …30ml
作り方
- 基本のだし汁に濃口しょうゆ、みりん、酒を入れて一煮立ちさせる。
おでんのだしの基本レシピはこちら▼
関東風おでんの下準備
材料
- 大根 …1/2本
- こんにゃく …1枚
- 焼きちくわ …2本
- はんぺん …1枚
- ちくわぶ …1本
- もち巾着 …4個
- つみれ …4個
- すじかまぼこ …1本
- ゆで卵 …4個
- 結び昆布 …4本
作り方
- ①基本のだし汁に濃口しょうゆ、みりん、酒を入れて一煮立ちさせる。
- ②大根は輪切りにして厚めに皮をむき、裏に十字(深さ1cm程度)に切り込みを入れる。
鍋に大根とかぶるくらいの水、米大さじ1〜2(分量外)を入れる。竹串をさしてすっと通るくらいまで茹でる。 - ③こんにゃくは5mm幅程度に格子状に切り込みを入れ、長い辺を半分に切り、三角形になるように2等分に切る。塩小さじ1/2(分量外)をふり5分おく。
鍋にこんにゃくとかぶる程度の水を入れて、3分ほど茹でる。 - ④焼きちくわは2等分しさらに斜めに半分にし、お湯で3分ほど茹でる。
- ⑤はんぺんは斜めに4等分、すじかまぼこは1cmに輪切る。
- ⑥ちくわぶは2等分しさらに斜めに半分にし、お湯で5分ほどゆでる。
- ⑦もち巾着はお湯で3分ほどゆでる。
関東風おでんの煮込む順番
関東風だしにに煮えにくいものから順に加え、30分~1時間じっくり煮る。煮詰まってきたら適宜水を加える。
- 大根
- こんにゃく
- 焼きちくわ
- はんぺん
- ちくわぶ
- もち巾着
- つみれ
- すじかまぼこ
- ゆで卵
- 結び昆布
ポイント
練り物はプリプリとした食感を損なわないように煮込み過ぎには注意しましょう。似すぎると具がクタクタになり美味しさが半減します。
まずは大根、卵、こんにゃくを入れ火にかけます。20分くらい経ったら、ちくわぶ、揚げ物類、30分くらいで練り物を入れます。はんぺんはおでんが煮上がる寸前に入れます。
詳しい関東風おでんの作り方はこちらをご参考に!▼
関東風おでんの具
ちくわぶ
ちくわではありません。原料は強力粉と塩。強力粉を塩と水でこねて、グルテンがもっちりをした食感を出します。下茹ですると粉っぽさが少なくなります。
はんぺん
ふわふわ食感が人気のはんぺん。白身魚のすり身に卵白や山芋を加え空気を含ませながら練り上げます。白はんぺんはおでんが仕上がる直前に入れて下さい。煮すぎるとはんぺんの風味が損なわれます。
つみれ
つみれはいわしが主流ですが、魚介類や鶏肉で作った種を丸く団子状にしたもの。東京のスーパーではおでんの具売り場にいわし団子があります。スーパーで買うのもいいですが、フードプロセッサーを使ってご自身で作ると生姜が効いてフワッとした食感が楽しめます。
すじかまぼこ
すじかまぼこは、魚のすじや軟骨を主原料とした練り物。じっくり煮込むと、しっかりとした食感を残しつつ、おでん汁をしっかりと吸い込んでくれます。軟骨のコリコリとした食感が心地よく、噛めば噛むほど魚のうまみがにじみ出てきます。
製造メーカーによって主原料に違いがあり、アオザメやスケトウダラ、マグロやエソなどが使われています。
もち巾着
スーパーで売られているセットおでんに必ず入っているという具。油揚げの中に餅が入り、かんぴょうで口を結んだものが一般的。出汁が染み込んだ油揚げと中のトロッとしたお餅が相性抜群です。
結び昆布
関西出身のカメラマンが結び昆布がおでんに入っているのに驚いたと言っていたのでエントリーしました。おでんの具は各家庭によって異なります。関東で結び昆布が主流なのは大手メーカーが東京にあるからでしょうか。
おでんの具、定番から変わり種までご紹介!▼
おでん関西風のレシピはこちら▽
あとがき
関東は関東でも私は静岡出身で関東では白はんぺんを使いますが、静岡ではいわし、さばなどを原料とした黒はんぺんが主流です。また、静岡には削り粉をかけて食べる独自の「静岡おでん」文化があります。
地方地方で具材や食べ方に特徴があるおでん、面白いですね。
今回作りながら思ったのですがちくわぶはすいとんに似ていますね。原料がうどんやパスタなどとほぼ同じなので、一口大に切ったちくわぶを茹で、トマトソースをかけるとニョッキ風になります。ちくわぶが残ったらぜひ挑戦してみてくださいね。

フードコーディネーター皆川

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