ご家庭でおでんの具を下ごしらえして作るのは、それぞれの素材でポイントがあります。今回はおでんの具の下ごしらえのコツを紹介しています。
おでんの絶対的定番の具材から、おでん具の下ごしらえや入れ方の順番やダシの作り方レシピまで、フードコーディネーターがわかりやすくご紹介します!!おでんを煮る前日に具の準備を済ませておくと、当日の作業が楽になりますよ。
目次
各おでんの具の下ごしらえの手順とポイント
大根
①3~5cm程度の輪切りにして、厚めに皮を剥きます。
②その後に、面取りをします(面取り=野菜の切り口の角をごく浅くそいで、丸くすること)⇒これをすることで、煮崩れにくくなります。
③十字に隠し包丁を入れる(隠し包丁=片面に包丁で1/3位の深さまで十文字に切れ込みを入れること)⇒これをすることで、味が染み込みやすくなります。
そして、そのまま出汁で煮込むのではなく、一度下茹でしてアクを抜きましょう。
④鍋に入れて沸騰したら大根を入れて、弱火~中火で茹でます。竹串がすっと通るくらいになったら、水に取り、粗熱をとりましょう。
★ポイント★
下茹でには米のとぎ汁を使うのがおすすめです。
卵
①卵は鍋に水と合わせて火にかけ、沸いたら10分ほど弱火で火を通し、取り出して殻をむいておきます。
②煮込んだ後、だしに浸したままゆっくり時間をかけて冷ましておくと、だしが卵に浸みやすくなります。
★ポイント★
だしがたっぷり染みた卵を食べたい方は、時間を長めに確保して準備しましょう。
こんにゃく
①こんにゃくに斜めの切れ目を格子状に入れて、4等分に切って三角形にします。
②ボウルにこんにゃくを入れ、こんにゃく1枚に小さじ1/2の塩を全体にまぶして5分程おきます。⇒臭みのもとになる水気が出ます。
③水気が出てきたら、鍋にお湯を沸かしてこんにゃくを1分ほど下ゆでし、ざるに上げます。
★ポイント★
切る前に、両面に浅く格子状に切り込みを入れると、さらに味が染みやすくなりますよ。
関東風おでんの作り方
材料・4人分
- 大根 …1/2本
- こんにゃく …1枚
- 焼きちくわ …2本
- はんぺん …1枚
- ちくわぶ …1本
- もち巾着 …4個
- つみれ …4個
- すじかまぼこ …1本
- ゆで卵 …4個
- 結び昆布 …4本
関東風おでんの煮込む順番
関東風だしにに煮えにくいものから順に加え、30分~1時間じっくり煮る。煮詰まってきたら適宜水を加える。
- 大根
- こんにゃく
- 焼きちくわ
- はんぺん
- ちくわぶ
- もち巾着
- つみれ
- すじかまぼこ
- ゆで卵
- 結び昆布
■基本のおでんだしの取り方 材料・4人分
- ① 昆布はきれいなふきんで汚れをふき取る。
- ② 鍋に分量の水と昆布を入れて30分ほど置く。
- ③ 「②」を中火にかけ、沸々と沸いてきたら沸騰する前に昆布を取り出す。
- ④ 火を止めてから「③」に鰹節を入れ、中火で再沸騰したら火を止める。
- ⑤ ボウルの上にザルとキッチンペーパーを置き、「④」を濾す。
- ⑥ 鍋に「⑤」を入れ、醤油、みりんを入れて中火で温めたら出来上がり!
関東風おでんのだし
材料
- 基本のだし …1000ml
- 濃い口しょうゆ …50ml
- みりん …50ml
- 酒 …30ml
作り方
- 基本のだし汁に濃口しょうゆ、みりん、酒を入れて一煮立ちさせる。
詳しい関東風おでんの作り方はこちらをご参考に!▼
フードコーディネーターが解説するの基本のおでん出汁の作り方はこちらから▼
関西のおでんにご興味ありましたらこちらもぜひご覧ください▼
あとがき
おでんの具の下ごしらえのコツは参考になりましたか?余談ですが、私は静岡出身なので、関東風おでんのほかに静岡おでんにも馴染みがあります。竹串にしらたきをグルグル巻き付けてじっくり煮込んだ後、ほぐしながらツルツルとラーメン風に食べるのが好きです(笑)これから初夏~夏に向けて暖かい日が増えてきますが、冷房の効いた涼しい部屋で温かいおでんを食べるのもおすすです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^▽^)/
フードコーディネーター齋藤
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