「おでん作りすぎちゃった…」そんな時は冷凍保存も可能です。今回はどうやっておでんを冷凍すれば美味しく食べられるか、とっておきのコツをご紹介します。
目次
おでんの具を冷凍する際のコツ
具と汁を分ける
おでんを冷凍するときは、具と汁を分けて冷凍すると味の染みすぎを防止できます。できたてのちょうど良い味の染み具合を楽しめるため、おススメです!
具は小分けにする
おでんの具は小分けにして保存すると良いです。小分けにすることで、丸ごと冷凍庫に入れた時よりも早く凍らせることができます。また、小分けするときに1人前単位で分けておくと食べる時もラクちんです!
美味しいおでんの作り方はこちら▼
冷凍保存するときの注意点
粗熱をとる
おでんを冷凍するときは粗熱をとってから保存すると良いです。おでんをあたたかい状態で冷凍庫に入れてしまうと庫内の温度が上がり、冷凍庫に負担をかけてしまいます。そのため、おでんを冷凍するときは出来る限り粗熱をとってからにしましょう。
具は重ならないように入れる
具が重なると全体が冷えにくくなってしまいます。できるだけ早く冷凍し、具は重ならないようにしましょう。パウチに入れてから空気を抜いて保存すると、酸化も防止できるのでおススメです!
保存期間について
おいしく召し上がるため、できるだけお早めにお召し上がりください!
人気の具を冷凍したらどうなるか
では、人気の具を冷凍したらどうなるのでしょうか?今回は以下の7種類の具についてご紹介します。
たまご…×
たまごは冷凍すると白身の一部がスポンジ状になり、硬くなってしまいます。できたての風味が損なわれてしまうので、冷凍はおススメしません。
大根…△
大根は冷凍すると繊維感が強くなり、できたてのホロホロ感は失われてしまいます。味が染みてホロホロ、シミシミの大根が好きな方には、冷凍はおススメできません。
もち巾着…○
もち巾着は冷凍すると中のもちが冷凍前より柔らかくなりますが、巾着自体には特に変化はありません。味や食感が極端に劣化するわけではないので、冷凍してもよい具です。
こんにゃく…×
こんにゃくは冷凍するとプルプル感が減ってしまいます。こんにゃく独特の食感が劣化してしまうので、冷凍はおススメしません。
牛すじ…○
牛すじは冷凍による劣化はほとんどありません。むしろ食感がプリプリになり、美味しくなるので冷凍に向いている具です。
はんぺん…○
はんぺんは冷凍によって食感が若干変化します。できたてよりも、もっちり感、ホロホロ感が増します。風味が劣化するわけではないので、お好みで冷凍していただける具です。
さつま揚げ…○
さつま揚げは冷凍による変化を受けない具です。風味も食感もほとんど変わらないので、気にせず冷凍ができる具です。
定番おでん具材の下ごしらえの動画はこちら▼
冷凍したおでんの具の上手な解凍方法
冷凍したおでんを召し上がるときは、前日に冷蔵室に移して解凍するのがおススメです。ただ、時間がないときは汁のみを電子レンジで解凍し、液体になったら凍った具をその中に入れて一緒に温めましょう。
気になるおでんの関東風・関西風の詳しい記事もあります♪
冷凍おでんのおいしい食べ方
温め方
凍ったままのおでんの具を、電子レンジで解凍した汁と一緒に鍋に入れて煮込むと美味しく召し上がれます。
そのとき、強火でぐつぐつ煮込むと汁が濃くなってしまいます。それを防ぐために弱火でじっくり煮込むと、汁も濃くなりすぎず、具も程よく溶けて美味しくなりますよ!
冷蔵庫で解凍しそのまま「冷やしおでん」
冷蔵庫で解凍して、そのまま「冷やしおでん」として召し上がっても美味しいですよ。
お好みでヤングコーン、トマトやオクラなどの野菜を合わせて、さわやかな雰囲気にしてみてもよいかもしれません。
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あとがき
今回はおでんの美味しい冷凍方法についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
汁と具を分けて冷凍する、特に具については冷凍するものを選ぶと、よりおいしい状態で、より長くおでんを楽しむことができます。
寒くなってくると食べたくなるおでん。この機会にぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、余ったら美味しく冷凍で!
フードコーディネーター皆川
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