刺身パックを自宅で盛り付けるコツをご紹介します。大根のツマ→しそ→刺身→添え物の順で彩りよく盛り付けます。大根のツマは一度水洗いすることで、お刺身の色やにおいが取れシャッキっとします。お刺身のパックにはある程度添え物が入っていますが、しそはへたってしまっていたりするので、別で購入しておくのが良いでしょう。
また盛り付けの他、皿の選び方、添え物野菜の切り方までフードコーディネーターが詳しく解説します!
スーパーのパックのままお刺身を出すのは味気ない…。しかしお皿に盛り直すとなんだか決まらない…。ツマにドリップが付いてるけどどうしたらいいんだろう…。ワサビの位置はどこだっけ…。そんなお悩みありませんか?
お刺身に合うお皿の選び方・大きさ・形や数種盛・1種盛りのコツ、さくの切り方、付け合せ野菜の切り方まで詳しく解説します。
これを読めば、自信をもって刺身盛りができるようになりますよ!
目次
刺身パックから豪華な皿盛に変身。盛り付け方のコツ
日本人が大好きなお刺身。お祝いの日やパーティーに欠かせないですよね。
お刺身は一から盛り付けるのは難しそうと感じる人も多いかと思います。
だからと言ってパックのまま食卓に出しても味気ないですよね。
そこで今回はスーパーで購入したパックのお刺身をどうやったら美味しそうに盛り付けられるか、動画と詳しい画像でちょっとしたコツをお伝えいたします。
食卓を華やかにしてくれるお刺身盛り!ぜひ参考にしてみてください。
刺身パックから盛り付けに使用するお皿はどう選ぶ?
まずはどんなお皿を選べば良いのか、基本的な大きさ、形、色の順番でお話していきますね。
皿の大きさ
盛り付ける時に重要なのがバランス!色合いや量感をみながら1~2人前から盛り付けしてみて、慣れてきてから大皿に盛り付けるといいですよ。
お皿いっぱいに盛り付けるより、余白があった方が上品に綺麗に盛りつけられます。
お刺身の量をみてお皿の大きさを決めましょう。
丸皿で1~2人前なら直径18~20cmのお皿が丁度良いと思います。
3~4人前でしたら直径28~30cmが綺麗に盛りつけられますよ。
皿の形
お皿の形で雰囲気が変わってきます。
オーソドックスなお皿はやはり丸皿でしょうか。四角や楕円も盛りやすい形ですね。
四角の場合は角を正面にして盛り付けるとかっこよくきまります。お刺身の形状に合わせて選ぶと良いでしょう。
ねぎとろやぶつ切りのお刺身は少し深さがあると盛りやすいですし、食べやすいですね。
皿の色
お皿の色も重要ですね。
赤身の場合はやはり白皿が綺麗ですし、白身の場合は色があるお皿が良いでしょう。
黒皿はかっこよく盛り付けたい方におすすめです。
また、ガラス皿は涼やかさを演出してくれます。夏にピッタリですね。
刺身パックから盛り付け方のコツ
盛り付けのコツは彩りを意識して立体的に盛り付けることです。
大葉や添え物で彩りを足してあげることと、ツマなどを使って高さを出すとお皿の中で高低差が出て素敵に盛り付けられます。
数種盛り合わせの場合
同じ種類ごとに数枚ずつ盛り付け、赤身や白身の色をバランスよく配置すると良いです。
刺身の角度をそろえて少しずつ見えるようにすると綺麗にボリューム感が出ます。
奥から手前にむかって盛り付けるとバランスよく盛り付けられますよ。隙間ができたら添え物で埋めましょう。海藻や野菜、小菊で華やかになります。
1種だけの場合
大根のツマや大葉で高さを出してから、その手前に二列にお刺身を並べるとバランスがとれます。
角度を揃えて少しずつずらしながら盛り付けましょう。
一種の場合はお皿の色が重要です。お刺身の色が映えるお皿を選ぶと良いですね。
さくの場合
さくは切り方がポイント!
さくを切る場合はギザギザ切るのではなく、よく切れる包丁で奥から手前に向かってスーッと引き切りにすると綺麗に切れます。
筋の向きも大切。
筋が横の向きになるように置き、包丁を寝かせて縦に入れると切りやすいです。筋に沿うように切ると身が崩れやすくなるので注意しましょう。厚みや揃えるのも綺麗に見えるポイントです。
刺身パックからの盛り付け手順
どうやって盛り付けると綺麗に盛りつけられるか、基本的な盛り付けを準備するものとあわせて動画で説明します。
盛り付け手順説明
1.スーパーで買った刺身の盛り合わせを一度すべて種類ごとにバットに取り出して並べる。
2.大根のツマを水で洗い水気を切る。
3.水気を切ったツマを手のひらに適量置いて箸で巻いて盛り付ける皿に置く。
4.新鮮な大葉を用意し洗って水けを切っておく。
5.大根のツマの上に大葉をずらして置く。
6.刺身を色のバランスを見て盛り付ける。
7.わさびは取りやすいように手前に、その他の添え物は隙間に盛り付けて完成。
ポイント①盛り付ける順番
大根のツマ→しそ→刺身→添え物の順でバランスを意識して、彩りよく盛り付けます。奥が高く、手前を低く盛り付けると見栄えが良いです。
ポイント②ツマやしその置き方
大根のツマは一度水洗いすることで、お刺身の色やにおいが取れ、少しシャッキっとします。てのひらに大根のツマを置いて箸でクルクルっと巻くと形が整いやすいです。大根のツマである程度高さをだし、その手前にしそを置きましょう。しそを2枚使う場合はずらすと綺麗です。
ポイント③ワサビの位置
わさびは食べる人のことを考えて分かりやすい場所に盛り付けると良いですね。基本的にはお皿の手前側に盛り付けることが多いでしょう。
ポイント④そのほか添え物
スーパーで販売しているお刺身のパックにはある程度添え物が入っていますが、しそはへたってしまっていたりするので、別で購入しておくのが良いでしょう。
その他でパックに入っているもの以外で用意しておいたら良いものは、レモンやすだちがおすすめです。醤油やわさびの他に柑橘系があると彩はもちろん香りがプラスされて良いアクセントになります。
あとは海藻や冷蔵庫に余っている人参やきゅうりを使っても良いですね。
添え物に関しては和泉さんのブログで詳しく書いていますので、ぜひこちらも参考になさってください♪
応用編 添え野菜の切り方
千切りをして添えるのもの良いですが、飾り切りでひと工夫するとお皿がより華やかになりますよ。おもてなしする時に挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回はきゅうりと人参の薬味台をご紹介します。
きゅうり
①4か所切り落す。
②切り落したところに沿って切り落さないように切り込こみを入れる。
③ねじるようにして離す。
④座りがよくなるようにお尻部分を切る。
⑤中央におろし生姜をのせる。
にんじん
①1cmの輪切りの人参を型抜きする。
②0.2mm幅間隔で切り落さないように5/4まで切り込みをいれていく。
③2枚目を切り落としていくと5個の薬味台ができる。
④ひろげてわさびをのせる。
※型抜きによっていろんなわさび台ができます。季節にあったお花の型抜きがおすすめです。
余ったお刺身で洋風な盛り付け
カルパッチョやサラダ
お刺身は和食のイメージですが、カルパッチョやサラダでも美味しく食べられます。
洋風のソースやドレッシングとも相性が良いですね!
お刺身として盛り付ける場合は和食器を使うことが多いかと思いますが、カルパッチョやサラダには洋食器がつかえるので、盛り付けがより楽しくなります♪
また、刺し盛りは綺麗に揃えて盛り付けるのが基本ですが、洋風だとランダムに盛り付けてもさまになります。余ったお刺身で作ってみてください。
お刺身のおすすめの食べ方
余談ですが、お刺身といえば、そのままご飯のおかずやお酒のアテにしたり、お寿司や海鮮丼、手巻き寿司にすることが多いのではないでしょうか。
ここではちょっと変わった食べ方をご紹介します。それは手巻き寿司ならぬ“手のせ寿司”です!!手巻きは海苔とごはんに乗せて巻いて食べますが、手のせ寿司は海苔巻きの上にのせて食べるのです。
お寿司とも手巻きとも違ってパーティーでは話題になります☆
いつもの食べ方に飽きてしまったら試してみてはいかがでしょうか。
あとがき
ちょっとしたコツで誰でもパックのお刺身がお店の盛り付けみたいになりますよね。
ひと手間で豊かな食卓に。
普段の食卓やパーティーに盛り付けの参考にしていただければ嬉しいです。
フードコーディネーター棚原
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