今回は料理撮影の際にどんな食器を選ぶと効果的なのかフードコーディネーターが解説します!
料理の撮影に欠かせないのが食器です。最近ではSNSで素敵な料理はもちろん、素敵な食器を使われている方が多いですよね。
今回は食器の選び方やSNS映えする食器、お手軽に購入できる食器や小物などを紹介したいと思います。
どんな食器をそろえたら良いんだろう、白色以外の食器は手を出すのはハードルが高いなって感じる人でも、ちょっとしたコツをお教えします。
日々の食卓をより素敵に彩るお手伝いができれば嬉しいです♪
目次
食器の選び方
まずはいつ使うものか考えましょう。普段使いなのか、おもてなし用なのかそれによっても違います。シチュエーションを考えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、家族の食卓で大皿料理なのか、朝食のワンプレートなのか、お友達とのティータイムなのか等。
普段使いなら、使いやすさを考える必要があります。レンジで加熱が可能か、収納はしやすいか等。
おもてなし用なら少し凝ったデザインやカップとセットの食器にするのも良いと思います。
普段使いにおすすめの食器
何にでも合う白
どんな料理も邪魔しないのが白の食器です。和食、洋食、中華、エスニックと料理のジャンル問わず使えますね。食材の色を引き立たせたり、他の食器とも合わせやすいです。白い食器といっても様々な種類があります。素材や色味は自分の好みや、今ご自宅にある食器にあわせると良いですよ。
白の磁器
透明感のある薄い食器をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
磁器は主に石の粉末を練ったもので出来ている器です。磁器はシンプルなものが多く、繊細で滑らかな感じです。主に洋食で使われることが多いかと思います。
白の陶器
陶器は主に土で出来ている器です。
陶器は素朴な自然の温かみを感じることができ、温かくやわらかな印象です。
主に和食で使われることが多いと思います。
形やデザイン
白い食器でも形が楕円や四角にすることで、雰囲気が変わってきます。
また、デザイン性のあるものを加えると華やかになります。
素材やテイストを合わせて組み合わせると素敵なテーブルコーディネートができます。
料理が映える色
白の食器は使い勝手が良いですが、料理によっては物足りない、シンプルすぎて地味に感じてしまうこともあります。
そんな時は色物の食器がお勧めです!
料理が映える色物の食器を紹介いたします。
黒
まずは黒!黒も和食、洋食、中華となんでも合わせやすい色です!
高級感を出したり、かっこ良い雰囲気を演出できます。
青
意外にあわせやすい色が青。和食器と洋食器で雰囲気も変わります。和食や洋食はもちろんエスニック料理との相性が良いです!様々な青の食器があるので、お好みのものを探してみてはいかがでしょう。
グレー
個人的にオススメの色です☆白ほどシンプルではなく、黒ほど重くないグレーはスタイリッシュに決まるので重宝しています!グレーにも色んな種類があり、カッコイイものから可愛いものまで様々です。シンプルな料理でもきまりやすいです!
スタイリングしやすくSNS映えしますよ♪
柄もの
柄があると料理を邪魔してしまうと、盛り付けるのが難しいと思われがちですが、実はそんなことないんですよ!
アクセントになってくれたり、華やかに見せてくれたり、柄物もあると便利です。
料理の盛り付けポイント
食器の特長にあわせた盛り付けやセンスがアップするコツなどご紹介していきます。
美味しそうな盛り付けはもちろん素敵に見える盛り付け方をお伝えいたします。
高さ、余白、彩りのバランスを意識する
高さ
和え物や煮物、サラダなどは高さを出してふんわり盛り付けるのがコツです。食器は少し深さがあるものを使用すると盛りやすいですよ。
余白
肉や魚料理はもちろん、スイーツも余白をいかした盛り付けを意識するのがコツです。
余白を作ることによって上品さを演出できます。
大きめのお皿を使用してお皿いっぱいに盛り付けるのではなく余白を出しましょう。
彩り
赤、黄色、緑を入れると華やかになります。食材選びの際は彩を意識するのがコツです。
この3食を入れることで食欲をそそる素敵な盛り付けになります。
彩りの良い料理の場合はシンプルな食器を使うと良いですよ。
食器に盛り付けた料理撮影のポイント
綺麗に盛り付けたら素敵な写真を撮りたいですよね。そんな時、撮影のポイントを少しお伝えいたします。知っているのと知らないのでは写真の出来栄えも変ってきますので、ぜひ参考にしてください。
アングル
盛り付け方によってアングルを変えるとより料理が素敵に撮影できます。どのアングルがその料理にとってベストなのか考えて撮影すると良いですよ。また、逆にアングルを決めて盛り付けるという方法もあります。斜俯瞰と俯瞰では見え方が変わってくるので、ベストなところを見つけてください。
斜俯瞰
斜めから撮影するアングルを斜俯瞰(しゃふかん)と言い、食材や料理の厚みや、高さ、奥行きがしっかり伝わる撮り方になります。料理のシズル感もわかりやすいですね。
真俯瞰
真上から全体を見下ろすようなアングルを真俯瞰(まふかん)と言い、おしゃれな雰囲気や料理全体の雰囲気が伝わりやすい撮り方になります。小物なども置いたこだわったコーディネートをした時はこの撮り方がオススメです。
コーディネート
料理を盛り付ける際にシチュエーションをイメージすると良いですね。
一人で朝ごはんを楽しむならワンプレート、二人でしっぽり晩酌、大人数でパーティーなど。シチュエーションにあった食器を選ぶと良いですよ。
朝ごはん
爽やかな明るい雰囲気で、彩りよい食材を盛り付けるのがポイントです。シンプルな食器を使うと食材が映えますね。
また、違う種類の食器でもテイストをあわせるとまとまりのあるコーディネートになります。
おやつ
スイーツを盛り付ける時はデザインのある華やかな食器がオススメです。シンプルなおやつでも素敵な一皿になります。
木のボードに置いたりして遊び心でコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
二人で
二人分の料理を並べると奥行きが出て雰囲気のある写真になります。
取り皿や一緒に食べたり飲んだりするものを一緒に置くのがポイントです。
食器に盛り付けた料理撮影の際におすすめな小道具
カトラリー
テーブルコーディネートで欠かせないのがカトラリー類ですね。
料理にあったカトラリーを選ぶのが一番のポイントです!
和食なら箸、洋食ならフォークナイフなど。
箸の色や柄、フォークやナイフの形、スプーンの素材など、様々な色や素材のカトラリーがあり、どれにするか迷っちゃいますよね。
食器のテイストとあわせたカトラリーを置くと統一感が出て、カトラリーをサシ色に入れても素敵なコーディネートになります。お気に入りのカトラリーでコーディネートを楽しんでください。
素材や色
木のカトラリーは温かみのある雰囲気が出せます。
シルバーのフォークでマットな素材はスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
カトラリーを置くことで食べるイメージがわきますね!また、コーディネートの空間を埋めるのにもってこいの小道具なんですよ。何か足りないなと思ったらカトラリーを置いてみてください。
テーブルリネンなど
ランチョンマットやテーブルリネンはコーディネートに欠かせないアイテムです!
色や素材によって季節やイベントを反映させやすいです。
食器の素材や色とあわせてコーディネートするとワンランク上の料理になります。おもてなしする際は是非試してみてください。
柄物のクロス
一見合わせるのが難しそうなクロスでも意外とマッチするのでオススメです。ポップに赤のお皿と合わせた水玉のクロスは料理を邪魔せず、可愛らしさを演出してくれていますよね。
イベントや季節に合わせたクロス
イベントごとにイメージカラーがあります。バレンタインでしたら赤、ハロウィンはオレンジ等。そのイメージカラーのクロスを使うとイベント感が出ます。
クリスマスは赤や緑ですね。リースなどを置くと一気にクリスマスです!
敷くだけでない使い方
ランチョンマットは敷くものですが、やわらかいリネン等はクシュっと自然に置くと雰囲気のあるコーディネートになりますよ。最近SNSでもよく見られますね。
あとがき
私はこの仕事をする前は食器なんてなんでも良いと思っていたのですが、食器が変ると料理の見た目はもちろん、美味しそうに見えるから不思議で、食器の魅力にはまってしまった一人です。
最初はどんな食器を買ったらよいかわからなく、買うのに躊躇していましたが、いいなと思う食器を買い集めていたら自分の好きなテイストがわかってきてきました。別々で購入したものでも、テイストが似ているから一緒に並べても違和感なく素敵にマッチします。今はプライベートでもテーブルコーディネートを楽しんでいます♪
自己満足かもしれませんが、一瞬で豊かな時間にできるのでオススメです。是非おうち時間に取り入れていただければ嬉しいです。
フードコーディネーター棚原
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