こんにちは!オージーフーズのフードコーディネーターの小川です。ブログには初登場ですが、所属歴はけっこう長いんです。今後ともどうぞよろしくお願いします(´∪`*)
今回のブログのテーマはおしゃれなカルパッチョの盛り付け方のコツを写真と動画も添えてわかりやすく解説します。
簡単に出来て、おしゃれに出来るコツばかりです。ぜひ皆さまも作ってみてください。カルパッチョの食材の中でも人気のサーモンをバラの花の形に盛り付ける方法の料理動画もありますよ♡
目次
ブログに掲載している写真はすべて私たちオージーフーズのフードコーディネート事業部が調理、盛り付け、撮影をしたものです。
皆さまがおうちでカルパッチョを作る時に、盛り付け方やお皿選びなどなど参考にしてみていただけたらスタッフ一同嬉しいです!
カルパッチョとはどんな料理?
カルパッチョとは、元々はイタリアで生まれた「生の牛ヒレ肉の薄切りに、チーズもしくは調味料をかけた料理」のことだそうです。
牛肉を生で食べるってご自宅ではほとんどしないですよね!?(@_@;)
カルパッチョといえば、サーモンなどの魚介類のイメージが強いかと思います。
実は、牛肉の代わりに、マグロやカツオやサーモンなどを使用したお魚のカルパッチョは日本発祥なんですって!
よくよく調べてみると…、日本発祥のお魚のカルパッチョの創作者は、テレビにもよくご出演されている「LA BETTOLA da Ochiai」の落合務シェフと言われているそうです。今や定番になっているお刺身など魚のカルパッチョを考案されたなんて、さすがカリスマシェフですね!!
カルパッチョの盛り付けを簡単にする2つのポイント
「カルパッチョを作ってみよう!」と思った時は、まず最初に「メイン食材」と「彩り豊かな添え野菜」を予め決めておくのが成功のコツです。
この2つのポイントを考えておけば、全体の食材も合わせて選びやすいのでおすすめですよ。
メインになる食材を決める
人気なのはやはり魚系ですね。
お魚を薄く切るのが苦手な方は、スーパーで柵の状態で販売されている魚の切り身を「カルパッチョ用に切ってください」とお願いすると薄切りにしてもらえるお店もありますよ。一度ご近所のお店で相談してみてはいかがでしょうか♩
また、お肉好きの方が集まる場合は、ローストビーフが良いでしょう。
カルパッチョの歴史的な元々の姿(?)は生肉料理ではありますが、ご家庭で生肉そのまま食べるのは非常に危険なのでご遠慮くださいね。ご注意を!!(°m°;)
お肉系のカルパッチョを作りたい時は、加熱済みのローストビーフや生ハムが簡単に美味しく楽しめるのでおすすめです!
添える野菜は「赤・黄・緑」の3色を意識して用意する
食欲をそそる盛り付けの彩りは「赤・黄・緑」の3色が基本なのです!
これは料理全般に言えることで、私達フードコーディネーターもこの3色をいつも意識して日々様々なお料理を作っています。
お魚でもお肉でも、メインの食材に合わせて「メイン食材とこの野菜を中心に盛り付けよう」とイメージするとカルパッチョを作りやすくなるはず☆
- 赤の野菜…プチトマト、赤パプリカ、ピンクペッパーなど。また、ちょっと贅沢に「いくら」も彩りに使うのもアリですね!
- 黄の野菜…黄プチトマト、黄パプリカ、レモンなど
- 緑の野菜…プリーツレタスやベビーリーフなどの緑の野菜ならどんな食材にも合わせやすいです。
ちなみに、パプリカはみじん切りにすると仕上がりがきれいです☆
簡単!基本のカルパッチョの盛り付け方
この3stepで誰でも簡単に盛り付け出来る!
- お皿の真ん中に、緑の葉物系野菜を高さを出して盛り付ける。
- その周りにメインになる食材を円を描くように並べる。
- 仕上げに、赤や黄などの細かいトッピング食材を全体的に散らすとgood♩
この簡単な3つの手順でほたてのカルパッチョを盛り付けてみました。
美味しそうに映える盛り付けで重要なのは「高さ」を見せることなんです。
メリハリが無く、のっぺりした盛り付けだと見栄えもイマイチ…。例えば、おしゃれなカフェなどのパスタも高さを出すように盛り付けされているイメージがありませんか?そういうことなんです!ここぞという時は、思い切って、高さを意識して盛り付けてみてくださいね。
基本はこの手順で、様々なカルパッチョを作ってみてください!
メインの食材がサーモンになるとまたガラリと彩りが変わりますね♩(*ゝ∀・*)
基本のカルパッチョソースの作り方
皆さまはカルパッチョのソースは手作り派ですか?既製品のソースを活用されますか?
おうちで簡単に作れるおすすめのソースはいかがでしょうか。どんな食材にも合うさっぱり爽やかな風味です。基本のソースとも言える、オリーブオイルとレモン汁で作る基本のカルパッチョソースをご紹介いたします(^^♩
基本のおすすめカルパッチョソースのレシピ
- オリーブオイル…大さじ2
- レモン汁…大さじ2
- 塩…少々
- 胡椒…少々
- おろしにんにく(チューブでも可)…適量
この材料を混ぜるだけで完成です!
簡単なので、ぜひ作ってみてください♩
オイルはオリーブオイルの他に、グレープシードオイルやエゴマ油なども合いますね。
レモン汁も、米酢やりんご酢、バルサミコ酢や白ワインビネガーなど爽やかな酸味のあるものであれば美味しく作ることができますよ。
自分のお好みの調味料を組み合わせてみるのも楽しいですね♩
華やか!サーモンカルパッチョの盛り付け方のコツ
スモークサーモンは薄いので、そのままお皿に並べてしまうとペタッとしてしまいます…。
そこで美味しそうに盛り付ける時のポイントは、スモークサーモンの下に玉ねぎスライスを敷いて、スモークサーモンの端を折り畳んで立体的に盛り付けること!です。
ただサーモンを並べるよりも、このように立体的に、盛った時の高さを意識してみていただけるとグッと映える一皿になりますよ。
仕上げに、サーモンの紅色を引き立てるように緑色や黄色の野菜をパラパラと盛り付けるとおしゃれですね♡
それぞれの食材の色がよく見えるように白いお皿を選びました(*^^*)
カルパッチョを華やかに!サーモンをバラの花の形に盛り付ける方法を動画で解説します
また、スモークサーモンをバラの花の形に盛り付けるのもおすすめです。
手順はこちらの動画を参考にしてください。3切れほど用意して、端を少し重ねてくるくる巻いて、仕上げに優しく形を整えてお花にしてください。
ちなみに、サーモンの茶色い部分が花びらのふちになるように巻くと見栄え良しです♡
このお花の形に盛り付ける方法は生ハムなど他の食材でも応用が出来ます。
オードブルについて詳しく解説している記事にも参考になる料理動画が掲載されていますので合わせてご覧くださいませ。
サーモンのカルパッチョにオススメのソースはこちら!
サーモンの紅色が映えるように、緑色のバジルソースがおすすめです。
さわやかなバジルの香りがサーモンと相性ばっちり(^_-)-☆
サーモンのカルパッチョに合うソースのレシピ
- バジルペースト…大さじ2
- オリーブオイル…大さじ2
この2つの材料を混ぜるだけでソースが完成♩
バジルペーストを使えば簡単に出来るのでおすすめです。
爽やか!真鯛のカルパッチョの盛り付け方のコツ
白身魚の真鯛をカルパッチョにする場合は、素材のもつ爽やかな印象を見せるようにガラス製のお皿に盛り付けてみてはいかがでしょうか。
そして、真鯛の白を華やかに見せるためにトッピングは彩りの3色を意識しましょう。野菜の緑と黄色に、ソースは赤色のドレッシングをかけてみましたよ。
真鯛のカルパッチョにオススメのソースはこちら!
真鯛のカルパッチョに合うおしゃれなソース「ポン酢ジュレ」もおすすめのソースです。
薄くスライスした真鯛で芽ねぎを巻いて、上にポン酢ジュレをのせ、全体に花穂を散らして和風に盛り付けてみました。芽ねぎの代わりに、かいわれ大根や水菜でもOKです!
お皿は鯛の白さを活かすために、黒い和皿を選びました。
このポン酢ジュレもとっても簡単に作ることが出来ます♩
材料と手順を解説しますので、ぜひ作ってみてください。普段のサラダや冷ややっこなどにもお醤油変わりで使えるおしゃれ万能ソースですよ。
真鯛のカルパッチョに合うソース「ポン酢ジュレ」のレシピ
- ポン酢…100cc
- 水…100cc
- ゼラチン…5g
- 水※ゼラチンを溶かす用…50cc
- 砂糖…大さじ1/2
簡単「ポン酢ジュレ」の作り方4step♩
- ポン酢を分量の水で薄めておく。
- 耐熱容器にゼラチン、水(ゼラチン溶かす用)、砂糖を入れて軽く混ぜ、500wの電子レンジで約40秒ゼラチンが溶けるまで加熱する。
- ①に②を入れて混ぜ、バットに入れて冷蔵庫で冷やし固める。
- 固まったら、フォークで削りながら崩す。
この「ポン酢ジュレ」のソースを特におすすめしたいのがパーティーの時!
いつものオイルを混ぜたカルパッチョソースもいいですが、時間がたつと分離してしまったり、お野菜が水っぽくなったりしてしまいますよね?
こちらのポン酢ジュレなら食べやすく、長時間でなければ溶けないので水っぽくなったりしません!楽しいホームパーティーで、ついつい話が弾んで食べるのが遅くなってしまっても美味しく食べられます!(^^)!
基本のカルパッチョの盛り付け方の上にかけてもいいですし、一人分ずつガラスの小さめの器や背の低いグラスにお野菜やお刺身と層にして盛り付けてもおしゃれです♡
アレンジ色々!オシャレなカルパッチョの盛り付け方のアイデア集
重ねて盛り付けてカプレーゼ風カルパッチョ
タコとオクラを交互に盛り付けてカプレーゼ風にしてみました。
オクラは縦に切ることで、長さを活かしたスタイリッシュな雰囲気になります。
また、仕上げにいくらを散らしてみましたよ。贅沢な彩り!
お刺身パックで時短テクニック!?おしゃれな海鮮カルパッチョ
これぞ時短テクニック!
スーパーで買ってきたお刺身パックを使っておしゃれな海鮮カルパッチョを作りました。
作ったと言っても、盛り付ける時におしゃれになるひと工夫をしただけ。それだけでもおもてなしの一皿として食卓を彩ってくれること間違いなし!
盛り付けに高さを出すため、玉ねぎスライスとわかめを下に敷きました。お刺身パックについていた海藻も混ぜてサラダにします。その上にお刺身をのせて、すだちのスライス、パックに入っていた小菊の花びらをちぎって散らしてみました。
※小菊やツマの鮮度が気になる方は、お店で別売りされているものを使うと良いでしょう♩
お刺身カルパッチョに合うソースは、ポン酢とオリーブオイルを同量で混ぜ、お好みでワサビをちょい足ししたソースがおすすめです!
ちなみに、おしゃれなお刺身の盛り付け方をもっと深く知りたい方におすすめのブログ記事がございます!ぜひチェックしてみてくださいね♩
お皿を彩り豊かに華やかに!お助けアイテム食用花「エディブルフラワー」
「色味のある食材が何もない!」とお困りの時は、食用花を活用してみましょう!
まず白いお皿にお花をバランスよく並べていきます。そして、その上にガラスのお皿を重ねます。このひと工夫でとびきり映えるきれいな花柄のお皿ができます!
今回はカルパッチョを盛りましたが、ケーキやタルトなどスィーツも良さそうですね♡
※食用花「エディブルフラワー」を使用しましたが、食す用途ではなく彩り目的なので、色がきれいな小花でも代用可能です。
まとめ
「カルパッチョなんてなかなか家で作るのは難しそう…」というイメージを思われて敬遠されていた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ブログを読んでいただけた皆さまならもうOKですね!「カルパッチョも意外と簡単に作れちゃう!」ということが分かっていただけたかと思います。(*^▽^*)
- カルパッチョを盛り付ける時は「お皿の真ん中に葉物野菜→周りにメイン食材を円に並べる」の順番で♩
- 盛り付けは高さを意識するとおしゃれさアップ♩
- 添える野菜は「赤・黄・緑」の3色を意識して♩
これから年末年始にむけて、人が集まる機会が増えますね!
そんな時に、今回ご紹介したカルパッチョをおもてなし料理の一品にお役立ていただけたら嬉しいです♡
ブログを読んでくださってありがとうございます。
今後ともおしゃれな盛り付けや「食」の話題でブログを更新します。どうぞお楽しみに!
フードコーディネーター小川
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